国分グループ本社は12月4日より、インディアン・シングルモルトウイスキー「ポール・ジョン」全5品を発売する。20日には、「ポール・ジョン」から輸出部長のマドュウ・カンナ氏とウイスキー文化研究所土屋守氏を迎えての発表会を品川プリンスホテルで開催した。

【インディアンウイスキーの位置づけ】
英国「ドリンクス・インターナショナル」2016年調査では、世界のウイスキー年間出荷量の上位10ブランド中、インドブランドが7品を占める。出荷量トップ31ではインドブランドが12もランクインしており、トータルで18億本(スコッチ全体では11億本)。しかも、国内向けがメインという特異な市場である。インドのウイスキーには、①穀物を原料とするモルト&グレーンウイスキー、②最低2%モルトかグレーンを使ったブレンデッドモルト&グレーンウイスキー、③穀物を使わずベースとして使われるウイスキーの3つが規定されているが、インド産ウイスキーのほとんどが②にあたる。

市場としても、年間15億Lと、世界最大とされるアメリカ市場の3倍以上を消費している。

【ポール・ジョン蒸留所の概略】
1992年、現会長のポール・P・ジョン氏がジョン・ディスティラリーズ社を創立。基幹商品「オリジナル・チョイス」は、年間1200万c/s を販売し、世界7位の位置づけにある。同社は2004年、インド西中部の街ゴアにシングルモルト蒸溜所を設立。「ポール・ジョン」ブランドとして、本国インドより早く、スコッチウイスキーの本場イギリスとヨーロッパで2012年12月より発売を開始。翌2013年には地元ゴアで発売し、2015年にはオーストラリア、シンガポール、ニュージーランドで、2016年にはアメリカへの進出も果たした。

販売数量は、海外向けが25000c/s、国内向けが20000c/s。インド国内ではアルコール42%以上のお酒の販売が規制されているため、販売州はまだ少ない。

〈酒類飲料日報2017年11月22日付より〉