アサヒビール、売上一部寄付 神戸港振興に活用

神戸市・岡口憲義副市長(左)とアサヒビール・大和陽二支社長(右)
アサヒビールは18日、神戸市役所で、「アサヒスーパードライ神戸開港150年」デザイン商品(缶・瓶)の売り上げの一部を神戸市みなと総局に寄付する寄付金贈呈式を開いた。寄付金額は96万1556円で、ウォーターフロント活性化、海事人材の育成、港のイベントなどのみなと振興事業に活用する。

同社は地域共生型の営業活動の一環として、1月から9月にかけて「アサヒスーパードライ神戸開港150年記念ラベル(中瓶)」を、また、4月と6月には記念デザインの缶商品も発売。売り上げ1本につき1円を神戸市に寄付した。当初の想定を大きく超え、缶商品で2万2000ケース(1ケース24本)以上、瓶商品でも2万1000ケース(1ケース20本)以上を売り上げた。

大和陽二アサヒビール神戸統括支社長は、「神戸市の開港150年の取り組みに対して、当社として何が出来るか考え、記念ラベル商品を発売した。多くの人々に手に取ってもらえ、盛り上げの一助となった。販売分の一部を港の活性化に役立てて欲しい。また、来年以降も神戸港を盛り上げるために何らかの形で協力したい」とあいさつ。

岡口憲義神戸市副市長は、「開港150年事業に賛同し、このような素晴らしい商品を作ってもらえたことに感謝する。飲食店や小売店で、記念ラベルの付いたアサヒスーパードライが多くの人々の目に付いたことで、開港150年を大いにPR出来た。寄付金という心遣いをきちんと受け止めて、今後の神戸港の発展に資するよう大切に活用したい」と感謝の意を示した。

〈食品産業新聞2017年12月25日付より〉