イオンは2月1日より、全国のスーパー「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など最大3000店舗で輸入欧州ワインを一斉値下げした。日欧EPA 発効に伴うワインの関税撤廃を受けてのもの。最大330種類の欧州ワインの価格を50~200円、平均で約1割引き下げ、2月期は欧州産ワインで3割増、ワイン全体でも2割増の売り上げを見込む。

同社は昨年10月下旬から期間限定で、欧州ワイン23品目を特別価格で販売。対象商品は前年比で8割増となった。また、今年1月18日から実施した「日欧EPA 発効記念先取りセール」では、25品目を特別価格で販売。対象商品は10日で前年比2割増の売り上げとなった。

同日、「イオン欧州ワイン一斉値下げ」店頭会見をイオンスタイル幕張新都心店で実施。イオンリテール広報部長栢野博子氏は「当社ではEPA 発効を見込み、昨年3月より準備を進めてきた。昨年、当社における自社輸入ワインの割合は約65%だったが、今年は8割まで拡大。また、EU 産ワインの比率も6割から7割に拡大させた。今後は1000~2000円台を中心としたEU産ワインの比率を8割にまで拡大する予定」と説明した。今回の関税撤廃ではスティルワインでは750mlボトル1本当たり最大約94円、スパークリングワインは137円が安くなる計算だが、「イオングループのスケールメリットを活かし、値下げ幅が関税分より大きいものもあり、お得感を感じられるはず」(栢野氏)。

また、イオンリカーの神戸一明社長は「ワイン市場は踊り場と言われるが、イオングループでは昨秋、初となるワインフェスの開催や先取りセールなどの施策を実施。昨年末から、ワインの売り上げが伸長している。より手の届きやすい価格になることで、さらに多くのお客様に欧州産ワインの多様なおいしさを伝えたい」と話す。
イオンリカー・神戸一明社長

イオンリカー・神戸一明社長

売場には「欧州ワイン値下げしました!」のポスターを大きく掲げ、値下げ前後の価格を提示。また、「日欧EPA 発効記念セール」として、スパークリングワイン5本セット(3,980円)、「ヴーヴクリコ」を含むワイン6本セット(5,980円)などのセット商品や、中・高価格帯ワインよりどり3本均一価格(3,980円・10,000円)などを数量限定販売した。
 
また、ワイン売場隣の特設コーナーでは、パスタやチーズなどのEU 産食材も期間限定の特別価格で販売する。
 
〈酒類飲料日報 2019年2月5日付〉