4月1日に発表された、今年5月1日からの適用される新元号「令和」だが、発表当日から日本酒メーカーを中心に「令和」を用いたラベルの商品が次々と発表された。

長野県の遠藤酒造場は4月2日から、新元号「令和」をラベルにデザインした特別な純米酒(720ml/1,200円、以下全て税別)を限定販売する。

ラベルは、白地に墨文字で新元号をシンプルに、かつダイナミックに描き、新たな時代の始まりにふさわしく、風格のあるデザインに仕上げた。

中味はモンドセレクション金賞受賞の経験もある「純米酒」で、酒造好適米を低温でゆっくりと長期発酵させているため、米の旨みを十二分に楽しめる味わいが特徴。ふんわり香る米の甘み、柔らかな口あたりを楽しめる。

そごう・西武は広島県の酔心山根本店の「酔心 純米大吟醸 新元号記念酒」(720ml/5,000円)を5月1日から各店舗と同社ECサイトにて販売する。

同商品は山田錦に30%まで精米した純米大吟醸酒で、軟水で仕上げたきめ細やかでなめらかな口当たりが特長。ラベルには酔心山根本店ゆかりの横山大観が描いた富士山の絵姿に「令和」の文字を配したデザインとしている。なお、販売予定数量は全店合計で500本としている。

〈白鶴からは「改元当日に搾り始める」商品も〉
大手メーカーも関連商品の発売を発表しており、白鶴酒造は新元号を記念して限定醸造の純米生原酒「特撰白鶴令和初しぼり720ml」を新発売する。

同商品は、新しい元号を迎えたと同時に搾り始め、翌日に瓶詰めする。4月15日まで注文を受け付け、特別に醸造したしぼりたての新鮮なお酒を、5月3日に同社から直接、小売店や業務店にクール配送で届ける。

菊正宗酒造は4月15日、改元記念商品「超特撰 慶祝 大吟醸 令和 720ML瓶詰」(1,100円)を数量限定で発売する。生酛造りの特徴であるコクとキレがありながら、しぼりたてを生のまま低温貯蔵し、瓶詰め時に一度だけ加熱処理することでフレッシュな味わいを実現。お祝いをイメージした「慶祝」と、新元号「令和」をセンターに配置した華やかなラベルデザインで、「新たに迎える時代の幕開け、大型連休での祝賀ムードをさらに盛り上げる」(同社)。

大関は5月1日、新しい時代の幕開けに相応しい大吟醸酒を詰めた「ワンカップ大吟醸令和ラベル180ml瓶詰」(254円)を数量限定で新発売する。ラベルは、巷で人気のダイヤモンド富士のような富士山から昇る日の出をデザイン。大吟醸ならではのフルーティーな香りと、キレのある辛口で品格ある味わいが特徴。

〈アサヒビールの「改元デザイン」商品は計画の1.75倍、計49万ケース受注〉
ビールではアサヒビールが5月1日から「スーパードライ」(350ml、500ml、中びん)「スタイルフリー」「クリアアサヒ」「クリアアサヒ プライムリッチ」「極上〈キレ味〉」(すべて350ml×6本パック)の5ブランド7商品で「改元デザイン」商品及び、改元デザインパックを発売する(“令和”の文字が缶体に配されるのは“スーパードライ”のみ、その他はすべて6缶パックの外装にデザインが配される)。
「アサヒ スーパードライ」“令和”デザイン

「アサヒ スーパードライ」“令和”デザイン

アサヒビールは同商品の発売と同時に「祝!新元号に乾杯!」キャンペーンを実施する。当選者数1,000人のクローズドキャンペーンで、対象商品は前述の6商品が対象。賞品はカガミクリスタルの江戸切子ペアひとくちビールグラス。
 
同社は「新元号への移行を控え、“平成最後”や“改元”を記念した様々な企画が立ち上がるなど、新たな時代へ向けた期待感が高まっている。また、ゴールデンウィークに10連休を取得する機運が広がるなど、家族や友人同士が一斉に集う機会の増加が期待される。そのような中、当社ビール類の主力ブランドの計5ブランドで、7つの改元記念商品を発売。対象商品は、既に販売計画の1.75倍に迫る約49万ケースの注文があり、市場からの関心の高さをうかがい知ることができる」と発売の経緯や好調な受注ぶりについてコメントを発表している。
 
〈酒類飲料日報 2019年4月2日付〉