〈コカ・コーラシステム初のアルコール飲料、昨年5月から九州限定で展開〉
コカ・コーラシステムは、九州限定で昨年5月から発売していたレモンサワー「檸檬堂(れもんどう)」シリーズの全国発売を検討していることを明らかにした。日本コカ・コーラの広報担当者は、「秋に向けて“檸檬堂”の全国発売を準備・検討している」と話しており、実現すれば昨今のレモンサワー人気をさらに後押ししそうだ。

2018年5月に九州限定で発売した際には、日本のコカ・コーラシステムがアルコール飲料を開発・発売するのは初めてということもあって注目され、発売直後は品切れになる店舗も少なくなかった。ただ、その後も話題性だけで終わることなく、現在まで九州地域で好調な売れ行きを続けており、全国発売されれば大きな話題となりそうだ。

「檸檬堂」は、こだわりレモンサワー専門ブランドとして誕生。「定番レモン」(Alc.5%)、「塩レモン」(Alc.7%)、「はちみつレモン」(Alc.3%)の3品でスタートし、今年2月には新たにアルコール度数9%で、果実1.5個分のレモン果汁を使用した「檸檬堂 鬼レモン」を九州限定で発売している。人工甘味料は不使用。全商品350ml缶で税抜150円。

同ブランドは、日本各地の酒場で提供されるおいしいレモンサワーのこだわりに学び、焼酎を美味しく飲む方法として知られる「前割り焼酎」にヒントを得て、丸ごとすりおろしたレモン果汁とお酒をあらかじめ馴染ませた「前割りレモン」を使用。酒場で人気の味を、アルコール度数や果汁率の異なる4種類のレモンサワーで展開している。

チューハイ・サワーなどの低アルコール飲料市場は昨年まで11年連続でプラスとなり、今年上半期(1~6月)の出荷数量も前年比11%増と好調ぶりを維持している。「檸檬堂」の全国展開が実現すれば、生活者にとって選択の幅が広くなり、低アルコール飲料市場はさらに活性化しそうだ。