三菱食品が5月11日に発表した2020年3月期連結決算は、売上高が前期比1.3%増の2兆6,546億円、営業利益が8.1%減の154億円弱、経常利益が9.3%減の167億円弱、純利益4.6%減114億800万円と、増収減益だった。

成長業態との取引拡大や消費税増税に伴う駆け込み需要、新型コロナウイルス拡大による買いだめ需要の高まりなどで増益となった。一方、小売業の競争激化に起因した取引の見直しや物流コストの増加、夏場の天候不順の影響などで減益だった。昨年新設の物流センター立ち上げコストも影響した。

酒類事業の売上高は6.1%増の4,935億2,300万円、営業利益は55.2%増の31億6,800万円となった。売上高はCVS、卸売との取引が伸長したことや、増税に伴う駆け込み需要の影響から好調に推移したことなどにより増加した。利益面は、売上高増加による売上総利益の増加などで前年を上回った。

加工食品事業の売上高は0.4%増の8,050億1,200万円、営業利益は18.5%減の27億6,800万円。売上高は、ドラッグストア・ディスカウントストアとの取引が伸長したことや、麺・パスタ類や嗜好品が好調だった。利益面は、取引の見直しや天候不順に伴う飲料の落ち込みに加え、物流コストの増加で前期を下回った。

今期(21年3月期)は売上高2.1%増の2兆6,000億円、営業利益6.4%減の144億円など増収・減益を計画。上期までコロナウイルス感染症の影響があると仮定して算定したという。

〈酒類飲料日報2020年5月13日付〉