2021年のビール市場全体は「約300万~400万ケース増加」見込み/アサヒビール調査

アサヒビールは、10月1日に施行される酒税税率改正に伴うビール市場の変化について調査を実施した(WEB調査、2019年11月実施 n=451)。それによると、「ビールと新ジャンルの価格が変わらなければビールを飲みたい」と回答した人が約6割いた。

同社では、ビールが減税、新ジャンルが増税となる2020年10月の酒税改正後で、新たにビールを飲み始める人とビールを飲む量や頻度を増やす人の合計は、現在のビール飲用者全体の約7%程度と推計する。ビールの飲用者数や飲用量の増加により、2021年のビール市場全体は約300万~400万ケース程度の増加を見込む。

現在ビール、発泡酒、新ジャンルの3つに分かれているビール類の酒税は、2020年10月以降に3段階で税率改正が予定されており、2026年10月に統一される予定。2020年10月1日に施行される酒税税率改正では、1Lあたりビールは20円の減税、新ジャンルは28円の増税となる。

〈酒類飲料日報2020年8月24日付〉