日本盛「生原酒ボトル缶」が山小屋・キャンプ場などに販路拡大、“モンベル”コラボ缶を機に

日本盛「日本盛 生原酒 200mlボトル缶 mont-bellデザインボトル 大吟醸」「同 本醸造」
日本盛は「生原酒ボトル缶をアウトドアで楽しもう!」をテーマに、2019年6月と2020年3月に「日本盛 生原酒 200mlボトル缶 mont-bellデザインボトル」(「mont-bell缶」)を期間限定で発売した。

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アウトドアシーンでの飲用啓発に取り組む日本盛と、「Function is Beauty(機能美)」「Light&Fast(軽量と迅速)」をコンセプトに商品展開するモンベルとのタイアップにより生まれた商品。昨年は「本醸造」1品で展開したところ好評を博し、今年は「大吟醸」を加えた2品で展開。日本酒と国内のアウトドアファンの間では言わずと知れた「mont-bell」との異色な組み合わせとあって、アウトドアシーンに話題を呼んだ。

関連メディアでの情報発信、各種アウトドアイベントでの試飲・販売、モンベル社展示会や会員向けの「フレンドフェア」への出展といった共同広報活動が奏功し、SNS上では「山好き酒好きにはたまらない」「日本酒のイメージが変わった」などポジティブな投稿が目立つようになった。通販限定で販売したmont-bellオリジナルのボトル缶専用カバー「クージー」とお猪口のセットも人気を集めた。

専用クージーとおちょこのセット

専用クージーとおちょこのセット

 
非加熱で鮮度の高い本格的な日本酒を気軽に楽しめる「生原酒ボトル缶」は、少量満足、軽量、簡易リキャップといった特徴から、駅中のコンビニエンスストアや売店で順調に販売していたが、「mont-bell缶」を機に、スーパーの行楽企画や、山小屋、キャンプ場の売店などにも販路を拡大。既存導入店の店頭回転も、第一弾(2019年6〜9月)では前年比120%超、第二弾(2020年3〜6月)では前年比110%超と、大幅にアップした。
 
日本盛は新たな需要を開拓した同商品で、「アウトドアシーン=日本盛生原酒ボトル缶」の地位獲得を目指す。
 
〈食品産業新聞 2020年8月24日付より〉