価格訴求による大量販売が主流だった缶詰市場において、おつまみ缶詰という新たなカテゴリーの創出に一役買ったのが「缶つま」だ。

“お酒好きの人”にターゲットを絞った商品設計と販促策が奏功し、これまでに130種以上を展開、累計販売数は4000万缶を超えた。「缶つま」では、酒に合う素材を全国各地から厳選し、その素材を最大限生かすため、9社ある製造委託先それぞれが強みを生かして製造することにより、高い商品力を維持している。

拡販に際しては、酒類食品卸という国分グループ本社のグループ力を生かし、これまで缶詰として未開拓だった売り場への進出にも成功。これが若年層など新規ユーザーの獲得につながっている。

2020年に発売10周年を迎えるにあたり昨年、大幅なリニューアルを実施した。競合品の増加など市場環境の変化をふまえ、「お酒に合う缶詰」としての認知を拡大するため、「肴で、酒はうまくなる。」を新ブランドステートメントに設定。パッケージデザインを変更し、シリーズとしての統一感を高めている。

〈食品産業新聞 2020年12月7日付より〉