檸檬堂に続くコカ・コーラの酒類ブランド「ノメルズ ハードレモネード」3品発売

〈「リラックスの時間を色鮮やかにし、気持ちをちょっと上向きに」〉
コカ・コーラシステムは6月21日から「ノメルズ ハードレモネード オリジナル」「ノメルズ ハードレモネード サワー!サワー!サワー!」「ノメルズ ハードレモネード ビターサワー」(350ml缶/税抜150円)を沖縄県以外で発売する。檸檬堂に続く酒類の新ブランド。アルコール度数は「ビターサワー」は7%、「ビターサワー」以外は5%。

たっぷり果汁とこだわりの製法で作ったレモネードにオリジナルのアルコールを足した甘酸っぱいお酒で、さまざまな製法のうち、ミキサーでレモンを丸ごと味わえる「ブレンダーレモネード」から着想し、ジンに用いられるスパイスである「ジュニパーベリー」のエキスでアルコールに洋風の風味付けをした。

各フレーバーの特徴は、「オリジナル」はピンクグレープフルーツ果汁をアクセントにした定番のレモネード、「サワ―!サワー!サワー!」は柚子フレーバーが少し効いてきゅっとくる酸っぱさが特徴、「ビターサワー」はドライなものを求める時に最適な、トニックフレーバーがほろ苦い味わいとなっている。 

パッケージは、レモンをイメージした黄色を基調とし、ブランド名やお店のアイコンとなるフードトラックのイラストを中心に、それぞれのフレーバーが一目でわかる視認性の高いデザインとなっている。

〈市場をさらに活性化させるために発売〉
6月10日には都内で発表会を開催し、ブランドムービー・TVCMを発表したほか、日本コカ・コーラマーケティング本部アルコールカテゴリーの東條渚ブランドマネジャーが同ブランドの特徴や発売の背景を説明した。

東條ブランドマネジャーは商品の発売の背景について、「低アルコール市場はここ数年レモン系商品が活性化し、成長が加速している。また、低アルコール市場全体の中でレモン系フレーバーが占める割合は実に4割を占めるまで成長した。市場が大きくなっているということはユーザーも増加しており、特に20代を中心とした若年層の増加が顕著となっている。その環境下で、市場のさらなる成長させるためには新たな価値提案が必要となってくる。そこで、若年層向けに設計されたブランドの導入を通じて、アルコール市場の活性化と共に、カテゴリーの飲用者の拡大をめざす」とした。

また、「ハードレモネード」について東條ブランドマネジャーは「レモネードにアルコールが入った飲み物で、アメリカを中心として若年層から人気を獲得している。また、日本でもレモネード自体は若年層から人気を集めるおしゃれなカフェのメニューに入っていたり、専門店が登場していたりと盛り上がっている」と説明した。

〈メインターゲットは20～30代、お酒の「初心者」に向けて提案行う〉
主なターゲットについて東條ブランドマネジャーは「アルコールを飲み始めた初心者に向けて提案していく。昨今の20～30代はアルコール離れをしたとも言われているが、彼らのインサイトをを掘り下げると“アルコールを使って酔いたい”という方は少なくなってきているが、“アルコール飲料を飲むことで生活に彩りを添えたい”という方は多い」と分析しており、「“ノメルズ”では、単調な毎日のリラックスの時間を色鮮やかにし、気持ちをちょっと上向きに楽しくするツールとして提案していく」という。

コミュニケーションも主なターゲットの共感性を呼び、試してみたくなるようなプランを実行する。戦略通りお酒で酔うことが目的ではなく、楽しく過ごすためのアクセントとしての立ち位置を強調していく。

6月22日から放送を開始するTV-CM「ニューオープン」篇では、3人の若者、ナタリー、ナオミ、ベンが立ち上げるハードレモネード専門店「ノメルズ ハードレモネード」の誕生エピソードを描く。なお、TVCM中のイラストは、若年層からの支持が厚いイラストレーターのWALNUT氏を起用した。