バドワイザーが新プラスチック樽開発、鮮度維持&脱炭素化に貢献

プラスチック樽「Pure Draught(ピュアドラフト)」
アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパンは2021年秋、「バドワイザー」で軽量かつリサイクル可能なプラスチック樽「Pure Draught(ピュアドラフト)」の展開を開始した。

「バドワイザー」では、持続可能な未来に向けた取り組みとして、「2025年までに世界中でバドワイザーを製造する過程で発生する電力を100%再生可能電力で賄う」ことを誓約。同樽は、スチール樽返却による運用コスト・エネルギー(二酸化炭素排出量)を軽減することで脱炭素化への貢献を目指し、開発したもの。

同樽が持つ5つのメリットは、
〈1〉鮮度維持
二重構造で開栓後最大30日間は新鮮な状態を保ち、廃棄ロスを削減

〈2〉樽交換時のビールロス軽減
二重構造でビールを押し出すため、スチール樽に比べて樽内に残るビールの量が少ない

〈3〉空樽の保管および容器保証金が不要
スチール樽のように返却する必要がなく、PET/プラとして処分することが可能で使用後の樽を保管するスペースを削減し、樽保証金も不要

〈4〉保管容易性
箱に入った形で保管でき、横倒し・積み上げも可能

〈5〉メンテナンス簡易化
通常、週1回ライン洗浄のみで運用可能

となる。なお、容量は18Lで、賞味期限は9カ月。樽サイズは奥行22cm×横22cm×高さ67cm。

〈酒類飲料日報2021年10月4日付〉