宝酒造、“香る和酒”「松竹梅“昴”(すばる)」「全量芋焼酎“ISAINA(イサイナ)”」発売

宝酒造「松竹梅“昴”(すばる)〈生貯蔵酒〉」
宝酒造は2月1日、オンラインで、「香る和酒」として新たに打ち出した「松竹梅“昴”(すばる)〈生貯蔵酒〉」「全量芋焼酎“ISAINA(イサイナ)”」の新商品発表会を開催した。

山内徹常務執行役員、橋本倫徳商品第二部副部長醸造酒課課長、髙井晋理商品第一部蒸留酒課課長が和酒市場活性化に向けた同社の取り組みと、日本酒・焼酎新商品について、各々説明した。

宝酒造 (左から)髙井晋理商品第一部蒸留酒課課長、山内徹常務執行役員、橋本倫徳商品第二部副部長醸造酒課課長

宝酒造 (左から)髙井晋理商品第一部蒸留酒課課長、山内徹常務執行役員、橋本倫徳商品第二部副部長醸造酒課課長

宝酒造は2月22日、日本酒「松竹梅“昴”〈生貯蔵酒〉」(アルコール分14度以上15度未満、1.8L紙パック税別1,248円、900ml税別698円)と本格焼酎「全量芋焼酎“ISAINA”」(アルコール分25%、900ml壜税別1,280円)を新発売する。
 
山内常務は、「日本酒・焼酎は減少傾向にあるものの、巣ごもりで家飲みが増加したことで“若年層新規ユーザーの拡大”と“香り系和酒商品の伸長”というトレンドが生まれた」と市場動向を説明し、「現状を“和酒市場”の活性化のチャンスと捉え、消費者ニーズに合ったフルーティーな香りの新しい日本酒と、香りを訴求した本格焼酎を開発した」と新商品発売の背景を語った。
 
橋本商品第二部副部長兼醸造酒課長は「松竹梅“昴”〈生貯蔵酒〉」の特徴について、「圧倒的な香り成分量で今までにないフルーティー感」「香り成分のバランスを追求したフレッシュな果実を思わせる香り」「すっきりした後味で和食にも洋食にも合うこと」の3点を挙げ、「和酒市場の現状を打開できる自信作」と強調した。
 
香りにこだわった同商品では、独自開発した酵母で生成した香り成分を低温貯蔵で閉じ込めることで、フルーティーな香りを生み出した。また、生貯蔵酒ならではのフレッシュな口当たり、清涼感あふれる味わいと後味を実現し、和食・洋食のいずれとも好相性の日本酒に仕上がっている。キャッチコピーには「こんなに香り高い日本酒があるなんて」を謳い、主に40~50代男性に向けて訴求する。
 
髙井商品第一部蒸留酒課課長は本格芋焼酎「全量芋焼酎“ISAINA”」について、「一本で異なるシーンに合う芋焼酎であることが最大の特徴」と強調した。商品名は、「飲用シーンにあわせて“異なる彩”を提供できる“異彩な”芋焼酎」であり「フルーティーな炭酸割りとほっこり甘いロックが両立できる“異才な”芋焼酎」であることに由来する。

宝酒造「全量芋焼酎“ISAINA(イサイナ)”」

宝酒造「全量芋焼酎“ISAINA(イサイナ)”」

炭酸割りで飲むと「瑞々しいリンゴのようなフルーティーな香り」を楽しめるが、ロックで飲むと「焼き芋のようなほっこり甘い香り」に変化する。低い度数(炭酸割り)では酵母由来のフルーティーな香りが立ちやすく、高い度数(ロック)では酵母由来の果実の香りが立ちにくくなり芋の甘い香りが出てくるという仕組みだ。チューハイ感覚で爽快に飲める一方で、食後に芋の芳醇な甘い余韻や満足感を味わうようなシーンにもマッチする。
 
ラベルデザインには、「全量芋仕込・芋100%」と「変化する香り」を表現した「見る角度で変わるホログラム」をあしらい、和洋を問わず食卓にマッチする「映える」デザインとなっている。「ロックとソーダで別の顔」をキャッチコピーに、芋焼酎が好きな30~40代男女を中心に訴求する。
 
〈酒類飲料日報2022年2月2日付〉