〈和牛の品質向上し、2~3等級が減少、豚は上物比率49%とわずかに上昇〉
昨年の牛枝肉の格付は格付頭数に占める5等級の割合が16.2%と前年実績から1.4ポイント増加した半面、2等級の割合が37.1%と0.9ポイント減少するなど品質向上が一段と進んだ。素牛相場高を背景に、肥育農家がより高い成績を目指そうと、肥育技術の向上や能力の高い人気系統の利用が進んだためとみられる。豚枝肉の格付けは、「上」以上の割合が0.3ポイント増とわずかに上昇した。

日本食肉格付協会がこのほど集計した17年(1~12月)の牛・豚の格付結果によると、牛枝肉の総格付数は88.9万頭(前年比0.2%減)、豚は1,235.3万頭(同0.5%減)となった。同年のと畜頭数が牛で同0.6%減(104.5万頭)、豚で0.3%減(1,633.6万頭)と減少したことを反映したとみられるが、これらの結果的と畜頭数に対する格付割合は牛が85.1%で0.3ポイント増加した半面、豚は75.6%・0.2ポイント減っている。

また、牛枝肉全体の歩留等級はAが44.3%で前年から0.5ポイント増加、Bが38%・0.5ポイント減、Cが17.8%・0.1ポイント増加している。とくに黒毛和牛(去勢)では年間平均の枝肉重量の増加(246.1→250.0kg)、胸最長筋(ロース)面積の拡大(61.6→63.3平方cm)などが認められる。

17年の格付結果のうち、和牛は去勢・めすともに上物格付の割合が広がった。なかでも5等級は、和去で前年から3.4ポイント増加し4割を伺う水準に。和めすも2.4ポイント増加している。その半面、4等級だけでなく、2~3等級の大衆規格の比率が減少している。

〈畜産日報 2018年3月13日付より〉