福留ハムは18日、大阪市北区の梅田スカイビルで春のプレゼンテーション(商談会)を開催した。入り口前には、同社が創業100 周年であることと、その想いを伝える統一ブランド「昴(すばる)」を訴求する大型バナーを設置。入り口横に「花ソーセージ」「本腸ソーセージ」などの代表商品を紹介するPOPを設置して、来場者に同社の歴史や特長を紹介した。今期の春のプレゼンテーションは1月から2月中旬までの期間、広島、大阪、東京、岡山、山口、熊本など9つの地域で開催している。

会場ではコンシューマ商品、業務用商品、食肉の3カテゴリに分けてブースを構成。コンシューマ商品コーナーでは、発売から67 年のロングセラー商品「花ソーセージ」、「昴」ブランドとして展開している「お料理マイスターあらびきウインナー」「JAS特級あらびきポークウインナー」「ドイツ屋台の味 焼きソーセージ」を前面に出して紹介。新商品では、従来品を改良してよりやわらか・ふっくらと仕上げ、商品名・パッケージを一新して新商品として展開する「やわらかふっくら肉厚ハンバーグ」シリーズを提案。内容量300g(固形量200g)の見た目からでも伝わってくるボリューム感が特長のシリーズから、「デミグラスソース」「チーズデミグラスソース」「てりやきソース」「ステーキソース」の4品を展開する。
「やわらかふっくら肉厚ハンバーグ」シリーズ

「やわらかふっくら肉厚ハンバーグ」シリーズ

また、トレーのまま電子レンジで温められる手軽さが特長の「レンジDEお手軽」シリーズでは、「とんタンペッパー」「炙り焼チキン」「ハニーベイクドチキン」などおかずやおつまみに最適な8品を紹介。0.6 ㎜スライスでふんわり薄くスライスし、サンドイッチやロールサンドに最適な「ふわっとうす切り」シリーズ(昴ブランド商品)では、「ロースハム」「サラダチキン」「チャーシュー」など6品を展開。プレゼンテーションを開催した他会場では業務用としての問い合わせもあるなど反応が良かったという。このほか、「JAS特級あらびきポークウインナー」をトッピングした「JAS特級あらびきポークウインナーpizza」、常温での保存に対応したおつまみ「鶏手羽焼(塩こしょう味)」「かしわの炭火焼」、国産かきエキスと再仕込み醤油を使ったスライスタイプの「美味しい焼豚」(昴ブランド商品)などを紹介した。

「レンジDEお手軽」シリーズ

「レンジDEお手軽」シリーズ

業務用商品では、やわらかい食感が特長で香ばしさが食欲をそそる「炭火焼風豚バラ蒲焼」、あらびきソーセージを餃子風の味付けで仕上げた「餃子風ソーセージ」、さつま揚げ風の食感でおつまみ・おかずに最適な「鶏さつま揚げ」、牛カルビ肉と味噌をベースに本みりんと純正ごま油で風味よく仕上げた「牛カルビ一炒」などを訴求した。

食肉では米国産の「黒毛和牛ブラックアンガス」、雌牛に限定したメキシコ産チルドビーフ「トマホーク」などを提案。スライスして温めるだけと簡単なオペレーションで提供できるため、現場の人手不足やロスの削減が実現できる「サーロインローストビーフ」を紹介した。

〈99年の歴史で蓄積してきた良さを込めて「昴」ブランドを展開/福留ハム・中島社長〉
会場で中島修治社長は、昨年の歳暮ギフトを振り返り、「全体では前年割れだった」と述べた。カテゴリ別では、「『広島港町ハム工房』は前年の倍ぐらいの伸びだったが、加工食品が苦戦してハム・ソーは前年比5%減だった。一方、食肉は2~3%増と前年を上回った」と説明。また、昨年を振り返り、好調だった分野として「『JAS特級あらびきポークウインナー』、ハンバーグの新ブランド『肉厚(にくあつ)』を投入したほか、ディスカウント向けのPB商品が伸びた」ことを挙げた。

また、福原治彦副社長は昨年の食肉事業について、「和牛は高値で苦戦したが、量販店向けは交雑に切り替えて伸びた。このほか、外食など新たな販路ができつつある」と語った。

中島修治社長は統一ブランドとして展開している「昴」ブランドについて、「ここ数年、業界内の価格競争が厳しいなか、当社の持ち味を出し、他社と差別化をするために99 年の歴史で蓄積してきた良さを込めて(中高級品を)『昴』ブランド商品として展開していく」と取組みを説明。また、春に完成予定の岡山工場の稼働に伴い、「(製造拠点である)岡山と(営業拠点であり販売先でもある)大阪をしっかりとつなぐ」と方針を述べ、「今後は大阪で商談会を開催していく」と考えを語った。

〈畜産日報 2019年1月21日付〉