全日本大学対抗ミートジャッジング競技会(日本ICMJ、河原聡実行委員長)の第11回大会が3月6~8日の3日間、東京・渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターおよび東京食肉市場で開かれた。全国の畜産系13大学から60人の学生が参加し、大学対抗部門では北海道大学が優勝を果たした。
第11回「全日本大学対抗ミートジャッジング競技会」優勝は北海道大学

この競技会は、畜産学などを学ぶ学生を対象として、食肉格付の理論と体験学習の機会を提供するとともに、食肉産業界、大学や学生間の交流を促進し、日本の畜産・食肉産業界の将来を担う人材を養成することを目的に開催されるもの。協賛企業・団体では、プラチナスポンサーとして公益社団法人日本食肉格付協会、ニッポンハムグループをはじめ、ゴールドおよびシルバースポンサー、協力・後援団体など65の団体・社・行政がサポートした。総合成績上位5人は、日本代表チームとして豪州で開催される「2019年豪州ICMJ大会」に派遣され、海外の食肉市場に対する理解と知見、志を同じにする他国の学生たちとの国際交流を深める機会が与えられる。
 
今回は2泊3日の合宿形式で行われ、食肉産業セミナーや特別講演を踏まえ、2~3日目にかけて競技会が行われた。競技会は牛枝肉部門(黒毛和牛、交雑牛、混合の計3クラス)、豚枝肉部門(2クラス)、部分肉・精肉部門(1クラス)の計3部門・6クラスで実施。最終日の8日には、都内で表彰式が開かれた。
 
競技の結果、北海道大学の櫻井駿平さんが牛枝肉部門、部分肉・精肉部門で第1位を獲得、その結果、総合部門でも第1位に輝いた。総合部門では第1位~第3位までを北海道大学の学生が独占する形となった。豚枝肉部門では鹿児島大学の長尾有希子さんが第1位を獲得。大学対抗部門では北海道大学が優勝を果たし、準優勝が日本大学、第3位が鹿児島大学となった。
 
総合部門で1位を獲得した櫻井さんは「畜産を学ぶ学生が全国から集う大会という機会そのものがいい経験になった。また、賞を獲得するまで勉強した過程は大変自分の身になった」と振り返るとともに、「過去に成績をとった先輩方が精力的に勉強会を開いて下さった。過去のデータや写真を用いて、開催までの2カ月間、週に1回勉強会を開催していた」と北海道大学の強さの秘訣を語った。
 
最後に日本食肉格付協会の金井俊男会長は入賞者に祝辞を述べ、「現在の畜産は、国際的な競争に晒されている。これまで、輸入品と差別化したものを作ってきたからこそ今の日本の畜産がある。今後も消費者においしいものを提供することが重要であり、日本の畜産を発展させる重要なことであると思う。これからの畜産は皆さんの双肩にかかっていると言っても過言ではない。皆様の今後の活躍を期待している」と締めくくった。
 
各部門の入賞者は次の通り(敬称略)。

[牛部門]
▽第1位:北海道大学・櫻井駿平
▽第2位:北海道大学・伊藤維
▽第3位:同・山之内海映

[豚部門]
▽第1位:鹿児島大学・長尾有希子
▽第2位:酪農学園大学・種村駿介
▽第3位:筑波大学・小泉祐貴

[部分肉・精肉部門]
▽第1位:北海道大学・櫻井駿平
▽第2位:日本大学・小西麗歩
▽第3位:鹿児島大学・木下葵衣

[総合部門]
▽第1位:北海道大学・櫻井駿平
▽第2位:北海道大学・伊藤維
▽第3位:同・山之内海映
▽第4位:鹿児島大学・長尾有希子
▽第5位:日本大学・小西麗歩
 
〈畜産日報 2019年3月12日付〉