新時代のアメリカン・ビーフ「キャプテンビーフ」のブランディングを展開/日鉄物産

畜産日報 2019年4月8日付
日鉄物産は昨春から米国ネブラスカ州に限定したアメリカン・ビーフの新ブランド「Captain Beef(キャプテンビーフ)」のブランディング・マーケティングを展開している。

これまでの輸入畜肉ブランドは、特定の企業や工場など個別単位で展開されるのが一般的だが、「キャプテンビーフ」は、高品質ビーフの生産地として名高いネブラスカ州にスポットを当て、同州の6つのパッカー・工場(グレーターオマハ、ネブラスカビーフ、IBP245C、IBP245L、エクセル86M、スイフト969G)の商品に限定。通常のコンセプトとは異なる全く新しい新時代のブランドといえる。

これら6工場・パッカーの商品を取り扱うエンドユーザーにとっても、商品は従来通りのまま、よりブランド力・ストーリー性を高めることが可能だ。さらに、複数の工場から調達することで、特定および単一アイテムの不足に悩むことがなくなるうえに、数量確保が難しいとされてきたアンガス種やプライム、トップチョイスなどの特定プログラムの商品の調達力も向上するメリットがあるという。

ブランド専用のウェブサイト(http://www.captainbeef.com/)では、商品ラインアップ(オンラインストアで購入可能)やブランドコンセプト、取扱いレストランなどを紹介。さらに、「Captain Beef」を通じた食のスタイルも提案しており、アメリカンスタイルのビーフの楽しみ方を伝える動画やステーキやバーベキューなど、SNS映えするようなメニューも掲載している。

〈畜産日報 2019年4月8日付〉