最大10連休となるゴールデンウィーク(GW)を前にして、末端の豚枝肉の手当ての動きが徐々に強まってきている。予想された展開ともいえるが、予想外なのは輸入品が14~15日の港湾ストで荷くぐりに苦労しているなか、GW期間中の港湾ストの可能性が浮上。港湾の動向も含めて枝肉の手当てがピークとなる来週の動きに注目が集まっている。

4月後半に移って国産生鮮物のパーツの動きは良化傾向にあり、今週後半からロース、ヒレなど中心に引合いが強まっている。モモとウデは卸によって荷動きの強まり方に温度差があるが、流れとしては上向いている。とりわけスペアリブはBBQ需要の強まりで物が足りない状況だ。輸入チルドもピクニックやロイン系中心に引合いが強まっているが、実需というよりも折からの通関スケジュールの遅延に港湾ストの混乱が重なるなど、供給事情による面も大きい。

こうしたなか、国産豚肉に関しては地方送りも勘案すると来週前半が枝の手当てのピークと予想される。すでに18日の東京市場では上物税抜きで495円まで急伸しているが、市場関係者によると、この時点ではあくまで一部銘柄豚が価格を押し上げたもので、、実勢は450円前後(18日の全農建値は461円)の水準とみられている。このため、連休前の来週は、末端の手当て買いが強まるため、相場は税抜きで500円前後まで上がる可能性も出てきた。一方、輸入チルドに関しては、港湾労組がGW中(28日~5月6日)の実力行使のストライキの可能性を示唆しており、24日の中央闘争委員会で最終判断を下すとしている。仮にストに入った場合、9日間は通関や倉入れができなくなるため、国産豚肉や鶏肉に需要が急にシフトする可能性もある。

〈畜産日報 2019年4月19日付〉