イタリア貿易促進機構(イタリア大使館貿易促進部ローマ本部)は、全国スーパーマーケット協会と協力関係を結び、今年3月から向こう2年間にわたって日本市場での新規イタリア製品の取扱い拡大を図る「イタリアン・フード・プロモーション」を始動する、と発表した。このほど、プロジェクト始動にあたり都内で記者発表会が開かれ、イタリア大使館貿易促進部のアントネッラ・マルッチ副部長と全国スーパーマーケット協会の増井徳太郎副会長が、それぞれプロジェクトへの抱負や意気込みを述べた後、事務局を務めるスペースメディアジャパンの岩倉健介シニアマネージャーが事業の概要を説明した。

同事業は全国スーパーマーケット協会のサポートにより、同協会の正会員企業に参画を募り、イタリア貿易促進機構と日本国内の小売店がタッグを組み、イタリア製品を広く市場に行き渡らせることを目的としたもの。

これまでイタリア企業が困難だった日本の小売り市場への参入を同協会が支援し、参画企業のスーパーを皮切りに一連のストアプロモーションを行っていく。4月23日現在、(株)あおき、(株)いかりスーパーマーケット、(株)エムアイフードスタイル、小田急商事(株)、(株)紀ノ国屋――5社の参画が決定している。

21年3月までの2年間、2期に分けたインストアプロモーションの展開を予定しており、第1期(19年10月~20年3月)では、インポーターなどで既に取扱いのあるイタリア製品を中心に、新規の取扱い・販売を展開。第2期(20年4月~21年2月)では、日本市場へ未輸入のイタリア製品を中心に、新規の取扱い・販売を展開する。イタリア大使館が毎年11月に行う「世界イタリア料理週間」とのコラボ企画をスーパーの店舗で行い、イタリア食材を使ったアレンジレシピや、店頭での試食販売を強化することで消費者にアピールしていく。

同事業で共通展開できるキービジュアルも作成し、ストアプロモーションやイベントの際に広報宣伝PRとして活用するほか、ポスターやシール、看板などの作成も予定しているという。イタリア製品にまつわるレシピ提案を取り入れたレシピカードやレシピ動画も制作する予定だ。そのほか、イタリア生産者との商談会の開催や毎年2月に開催される「スーパーマーケット・トレードショー」への出展、19年10月にドイツ・ケルンで行われる食品展示会「アヌーガ」での商談機会を設けるなど、現地の生産者・企業と日本のバイヤー、インポーターなどのマッチングを支援していく。

〈畜産日報 2019年4月26日付〉