カナダ最大の養豚企業ハイライフのマーケティング部門、ハイライフポーク・アジア日本支店(東京・渋谷区)はこのほど、同社のブランドショップ「HyLife Pork TABLE」(渋谷区代官山)のオープン3周年記念パーティーを開いた。2016年にオープンした「HyLife Pork TABLE」だが、これまで消費者向けの料理教室やイベントの開催といったBtoCの活動や、量販店の精肉担当者などに向けたワークショップ、メニュー提案などのBtoBの活動を通じて、ハイライフポークの認知度向上に取り組んできた。これらの活動が奏功し消費者、顧客から愛される店舗へと成長を続けている。

当日はハイライフ本社から来日したグラント・ラザルクCEO、ハイライフポーク・アジアの日本代表を務める舩越直之チーフ・マーケティング・オフィサーとのトークセッションが行われ、「HyLife Pork TABLE」オープンの経緯などが語られた。

開会に先立ち、ラザルクCEOは「本日は3周年記念パーティーにお越しいただき感謝申し上げる。冒頭に流したオープニングムービーでは、我われが『HyLife Pork TABLE』を通して皆様に友人とのエネルギッシュさ、家族との団らんなどを体験していただきたいという想いが表現されている。このたび3周年を迎え、延べ15万人のお客様に来店していただいた。スタッフの皆様には感謝している」とあいさつ。パーティーでは、この日のために用意されたスペシャルブッフェが振舞われた。

〈新カットフロア稼働で品質向上、プライムポーク社との提携が成長機会に/ラザルクCEO〉
ラザルクCEO、舩越氏は畜産日報のインタビューに応じた。ラザルクCEOは3周年を迎えるにあたり、「今後も店舗を通じてハイライフポークを体験していただく人を増やすとともに、ハイライフ社としても、と畜規模の拡大など、会社としてさらに大きくなっていきたい」と意気込みを語った。また、昨年に稼働した新カットフロア、メキシコ工場(ハイライフ・メキシコ)の稼働状況やプライムポーク社との提携について、「ニーパワ工場の新カットフロアでは品質も向上し、顧客に期待してもらえる商品が作れる体制になってきている。メキシコ工場については、成長段階ではあるが日本向けに新たな商品を提案しており、徐々に皆様にも認知されている。プライムポーク社との提携では、彼らの商品を我われのネットワークを通じて販売し、また、品質向上に向けてオペレーションのサポートも直接的に行っていく。そういった部分で、今回の提携は我われにとって重要な成長機会であるとともに、新しいものを提案することで、それが顧客の期待につながると考えている」と述べた。

舩越氏は4〜5月に実施した「春のおでかけキャンペーン」について、「今回は1カ月間だったにもかかわらず3万5,000通の応募があった(前回:2カ月間で3万通の応募)。同期間内に7社のリテールとタイアップしたが、そこでの売上も136%(7社平均)と伸長した。売り場のサポート、一般消費者へのブランド認知度の向上に寄与したと感じている」と振り返り、「『HyLife Pork TABLE』が3周年を迎え、認知度もかなり上がっている。我われとしても次のステップに行ける段階にきたと考えている。今後、ハイライフポークブランドをさらに補完するような、インスタグラムなどを使ったBtoCの活動にも注力していきたい。ハイライフ社としては、先日発表したプライムポーク社との提携、メキシコ工場の稼働など、顧客に対して色々な形での供給体制が整ってきた。今後はBtoBでもBtoCの活動でも新たな展開をしていけると考えている。11月からはインスタグラムのキャンペーンも企画しており、量販店に向けては『HyLife Pork TABLE』で人気のあるガーリックソースを提案していく予定だ」と今後の方針を語った。

〈畜産日報 2019年10月17日付〉