〈スコット新駐日代表「日本チームと市場分析をもとにいい結果を出したい」〉
MLA豪州食肉家畜生産者事業団は2月12日、幕張でオージー・ビーフ&ラム2020年MLAプロジェクションセミナーを開いた。12~14日に幕張メッセでスーパーマーケット・トレードショーが開催されていることに合わせて実施した。すでに大阪、福岡で開催されている。

セミナー開会に当たり、アンドリュー・コックス、MLAインターナショナル・マーケット・ジェネラルマネージャー(前駐日代表)は、「貿易協定や、豪州での干ばつ、山火事、洪水など、さまざまな要因が業界に影響を与えている。豪州の牛肉産業は、これまでも高品質の牛肉を日本市場に提供してきた。今回の山火事は、森林被害は大きいものの、畜産加工や食肉の生産に大きな影響はない。干ばつについても、降雨があったことで飼養頭数は回復に向かう。フィードロットでの飼養頭数は増えており、グレインフェッドの供給も高水準を維持する。今回、トレードショーの会場には10社が出展しており、これは日本が最も重要な市場であることを意味している。オージー・ビーフはブラインドテストでも消費者に好まれ、消費期限が長いこと、健康面で鉄分や若い方のタンパク質摂取の面で注目されている。6年間、日本をふるさとのように楽しんだ。この日本の楽しい思い出は忘れられない」とあいさつした。

引き続き、1月に駐日代表に就任したスコット・ウォーカー氏は、「10年以上、オーストラリア製品などのプロモーションに関与してきた。MLAは長い歴史を持ち、強力なブランドの強みを持つ。引き続き高品質な商品を日本市場に提供していく。日本市場で仕事ができることをうれしく思う」と述べた。

その後の会見で、アンドリュー・ジェネラルマネージャーは、「今は、シンガポールで国際市場を担当する。マーケティングプロジェクト自体ではなく、それを行う中国、南アジア、中東ドバイ、ヨーロッパ、北米を担当するチームを管理する立場になる。日本駐在は6年間と、当初予定の2倍の期間だが、この間、楽しみだったラグビーW杯を経験でき、今年はオリンピックがあるというエキサイティングな年になる。オージー・ビーフはアスリートにとって赤身肉や栄養面で非常にいいといわれる。オリンピックを契機に、我々にとっていい機会が生まれると思っている。日本で仕事をしてオージー・ビーフがいいポジションを得られたことを誇りに思うし、日本の業界の皆さんと築き上げた良好な関係を誇りに思う。まだまだ機会はあり、スコット新駐日代表には、ポジティブにチャレンジしてほしい。人口増や経済成長に頼るのではなく、プロモーションの機会をとらえて継続的に実施してほしい」と、6年間を振り返るとともに、新代表への期待を述べた。

スコット新駐日代表は、「それぞれの市場はユニークである。私のバックグランドは、マーケティングであり、市場のトレンドや機会を分析していく。その結果、分かったことは日本や韓国の市場は異なるということ。オーストラリアのブランドにとって何が前向きか分析していく。これから日本チームと市場分析をもとにプロモーションなどでいい結果を出したい」と抱負を述べた。

〈畜産日報 2020年2月14日付〉