農水省は4月10日、防衛省の協力を得て4月15日・16日、栃木県・群馬県内において、野生イノシシに対する豚熱(CSF)経口ワクチンの空中散布を実施する、と公表した。

野生イノシシに対する経口ワクチンは、昨年3月から散布を開始しており、9月からはCSFウイルスの全国的な拡散を防ぐため、広域的な防疫帯(ワクチンベルト)の構築を進めている。

両日において、自衛隊のヘリコプターを活用して、経口ワクチンの空中散布を実施する。散布地域は栃木県内では、日光市と佐野市、群馬県内では沼田市、桐生市、富岡市、甘楽町、下仁田町で、人が容易にアクセスできず、手作業による散布困難、効率的ではない山岳地域などで実施する。

なお、農水省は経口ワクチンを都道府県の許可を得ずに豚に使用することは、家畜伝染予防法に違反(1年以下の懲役または50万円以下の罰金)する、と注意している。

〈畜産日報2020年4月13日付〉
ワクチン空中散布の告知(群馬県)

ワクチン空中散布の告知(群馬県)