明治は9月24日、同社が発売している「TANPACT(タンパクト)」ブランドの新しいブランドスキームとして、伊藤ハム米久ホールディングス(HD)や山崎製パン(株)と協業し、各社の強みを生かしたTANPACTブランドの新商品を発売すると発表した。

伊藤ハムからは「TANPACTサラダチキンスティック120g(2本入)」を、米久は「TANPACT ホワイトヴルスト」をそれぞれ11月から発売する。「乳たんぱく質で日本を元気にする」という理念のもと、今後も各社が新商品を投入していくほか、ウェブサイトなどを活用したたんぱく質摂取の啓発活動、流通企業の店頭を中心としたプロモーション活動を展開していく。

明治が2020年3月30日から発売している「TANPACT」シリーズは、現代人に不足しがちな乳たんぱく質を、さまざまな食シーンに応じて、いつでも手軽においしく摂取できるように商品設計したもの。20代から70代まで幅広い層をカバーするため、ヨーグルトをはじめ、飲料、チーズ、ゼリー、チョコレート、アイス、冷凍食品、チルドスープ、宅配乳飲料の9カテゴリーで、合計18アイテムをラインアップしている。

明治は同ブランドの取組みを通じて、手軽にたんぱく質を摂取できる環境を整え、現代の低栄養という社会的な問題の解決に貢献していくという“社会的意義”のある取組みとして展開してきた。だが、1社単独では提供できるカテゴリーに限界があるとして、ほかの食品企業などへ賛同を求めてきた。こうしたなか、今回の伊藤ハム米久HDと山崎製パンの企業間連携が実現した。

9月24日にYoutubeのライブ配信で行われた発表会では、明治の中村高士マーケティング本部長をはじめ、伊藤ハム加工食品事業本部の春名公喜事業戦略統括部長兼マーケティング部長、米久の玉井広之加工品事業部長兼マーケティングユニットマネージャー、山崎製パンの山崎貴広営業統括本部マーケティング部部長代理が登壇し、今回の新商品を紹介した。

伊藤ハムの春名部長は、「TANPACTシリーズの“乳たんぱく質で日本を元気にする”という理念に非常に共感した」と説明。「TANPACT サラダチキンスティック120g(2本入)」(270円、以下すべて税別希望小売価格)について、1本当たり1.6gの乳たんぱく質が摂取できるとし、「サラダチキンは手軽にたんぱく源を摂取できると、ここ数年で市場が拡大している。この商品は乳たんぱくを加えて、よりたんぱく源を多く摂取し易いようにした。さらに、いつでも・どこでも、手軽に、おいしくたんぱく質を摂ることができるよう、スティックタイプに仕上げた」とし、今後もTANPACTブランドの新商品を発売していくと説明した。

玉井部長は、今回のプロジェクトは米久の「感動を創る」という創業精神にも共通するとし、「TANPACT ホワイトヴルスト」(300円)について、「当社は以前からホワイトヴルスト系の商品について、牛乳を配合することを特徴にしていた。今回のTANPACTシリーズでは、明治の牛乳を使用し、細びきでふんわり食感に仕上げた。今回は、通常よりも若干、牛乳の配合率を高めることで、100g当たり3gの乳たんぱくが摂取できる商品にした。朝食、昼食、夕食どのシーンでも手軽に食べてもらい、お客の笑顔をつくることができる商品だと思う」とアピールした。

今回の企業間連携について、伊藤ハム米久HDは「食肉・食肉加工製品を取り扱う企業として、たんぱく質摂取の環境を整えることは弊社にとっても重要な命題である。TANPACT プロジェクトへの参画を通じて、さらなるたんぱく質摂取の普及に寄与したいと考えている。今回、伊藤ハム・米久それぞれで1品ずつの商品を投入したが、今後も、“いつでも・どこでも・おいしく・手軽にたんぱく質を摂取できる”ような商品を発売していく」とコメントしている。

〈畜産日報2020年9月25日付〉