日本ハム 2022年2月1日から値上げ、家庭用商品・業務用商品・冷凍食品で商品規格変更、納品価格を改定

〈原料の高騰やコスト・諸経費増に伴って〉
日本ハムは、2022年2月1日から一部商品で規格変更、納品価格の改定を実施する。12月1日に発表した。

「シャウエッセン」や「中華名菜」シリーズなど家庭向け商品173品目(ハム・ソーセージ40品目、加工食品133品目)、業務用商品232品目、冷凍食品19品目で規格変更や納品価格の改定を行う。改定率は5%~12%。

主な理由について、2020年後半以降の各主原料に対する国際的な需要拡大が続いており、ハム・ソーセージや加工食品の主原料、小麦粉・食用油などの副資材が高騰。今後も調達コストは上昇する見込みとなっているほか、電気、ガス、軽油などのエネルギーコストも上昇している。また、物流費や労務費などの諸経費が増加していることを挙げている。

同社では全社を挙げて合理化を推進してきたが、コスト上昇分を全て吸収することは難しく、引続き高品質で安全・安心な商品を提供するため、一部商品の規格変更と納品価格の改定を実施することとなった。

〈畜産日報2021年12月2日付〉