イベリコ豚の専門店や通販および物販事業などを展開するタイシコーポレーション(株)(本社:大阪市西成区、山本真三代表取締役)は、同社が販売するイベリコ豚の最上級ランク「レアル・ベジョータ」について、このほど機能性表示食品の届出が受理されたことを発表した。

対象区分は生鮮食品(精肉)で、機能性関与成分名は「オレイン酸」。消費者庁への届出表示は「本品にはオレイン酸が含まれます。オレイン酸を21.65g/日摂取することで、血中の正常なコレステロール(LDLコレステロールおよび総コレステロール)をサポートする機能が報告されています。本品を食べることで、機能性が報告されている1日当たりの機能性関与成分の量の50%を摂取できます。LDLコレステロールが健常域で高めの方に適しています」。

タイシコーポレーションによると、かねてイベリコ豚の脂にはオレイン酸が豊富なことがデータから判明している。同社は、ネット通販や飲食店舗などで「レアル・ベジョータ」を選択肢のひとつとに加えてもらう材料として、機能性表示を役立てていきたい考えだ。

同社では数年前から、高齢化が進むなかで食事と一緒に健康もサポートできるようにしたいとの思いから、「レアル・ベジョータ」を機能性表示食品とすることに取り組んできた。

機能性表示食品の届出受理には、食品に関する表示の内容をはじめ、安全性および機能性の根拠に関する情報、生産・製造および品質の管理に関する情報、健康被害の情報収集体制などの資料を消費者庁長官へ届けなければならない。今回、機能性の評価に当たっては、機能性関与成分に関する研究レビューで行い、健常者を対象とした血中コレステロールに及ぼす影響についての文献3報を採用した。

同社によると、3年間チャレンジし、何度も審査が通らなくて苦労したが、2021年12月23日に無事届け出が受理されたという。山本代表は、「研究レビューがなかなか無く、1つだけ発見し、詳細を聞くために研究者の方とコンタクトを取った。修正が何度も来て、消費者庁に何度も問い合わせをしたが、明確な答えがなかなか得られず、専門家の方の力を借りて何とか受理に至ることができた」と苦労を振り返る。今後については、「精肉だけでなく、生ハムやほかの加工食品などにも広げていきたい」と意欲を見せた。

〈畜産日報2022年1月12日付〉