メープルリーフ「大麦仕上三元豚」4年連続ITI三ツ星獲得、物流混乱下でも安定供給を最優先に対応

メープルリーフ「大麦仕上三元豚」4年連続ITI三ツ星獲得
メープルリーフフーズのレスブリッジ工場で生産する「大麦仕上三元豚」が、ITI(国際味覚機関)の最上位評価となる三ツ星を受賞した。4年連続での三ツ星獲得となった。

審査では、製品を特定するブランド情報やパッケージなどを全て取り除き、200人以上の現役シェフ・ソムリエがブラインド試食テストによって採点する。90点以上を獲得した製品のみが三ツ星となる狭き門で、メープルリーフフーズは4年連続受賞について、一過性のものではなく安定したおいしさの証明だとしている。

レスブリッジ工場は、日本向け専用工場で、肉質の徹底追求のために輸入豚肉では希少となる皮はぎ方式を導入している。20年以上に渡り効率・採算重視に傾くことなく、あくまでも味・肉質を重要視し続けている。品質管理も徹底しており、業界で唯一、賞味期限60日を達成しており、昨今の物流混乱の状況下でますます高評価を受けている。メープルリーフフーズはさらに、実現が難しいとされる食品業界の中でいち早く、カーボンニュートラルを達成しており、SDGsや妊娠豚のストール(妊娠した母豚を単頭飼育する檻)廃止など、次世代に向けた取組みにも積極的だ。

4年連続の三ツ星獲得については「豚肉がただおいしいだけではなく、常においしさを安定して提供できていることへの証明ともなり、誇らしく思う。他社が容易に達成できない偉業であり励みになる」とコメントしている。加えて、昨年発生したカナダ国内の洪水に起因した物流混乱に関しては、「どのような環境下でも顧客においしい・安全な豚肉を安定して届けることを最優先に、社を挙げて全力を尽くす」と厳しい状況下でも、顧客への安定供給を最優先にするとしている。

<畜産日報2022年1月17日付>