チーズ専門店「チーズ王国」を展開する久田グループの卸部門、KOTOBUKIフーズインターナショナル(久田寿男代表取締役)の日本初のチーズ市場が11日、豊洲市場でオープンした。周辺では渋滞や事故など混乱もあったが、チーズの搬入は比較的スムーズに進み、初日は仲卸業者らが頻繁に立ち寄り、輸入ナチュラルチーズ市場の登場に関心が集まった。

生鮮3品(魚・肉・野菜)と同じ並びでチーズを扱うのは、「ナチュラルチーズは生きている」との考えがベースにあり、2014年、水産物が中心の築地市場に国内では異例の出店を果たし、市場に買い付けに来たバイヤー、料理人が飲食店向けに、また観光客が土産用に購入するなど地道に客層を広げてきた。

今回は築地移転に伴い、東京営業所を豊洲市場へ店舗移転するとともに、規模を拡大し、日本初の「チーズ市場」として出店。チーズはグループが扱う300種の中から厳選100種、これにドライフルーツなど関連食材やワイン、チーズに合う日本酒、焼酎、ビールの約20の蔵元の酒も揃える。来春にはフランスのチーズ大問屋と共に品揃えをさらに強化する予定。

カット室を備え、試食を積極的に展開、現地の生産者を訪ね歩いて見つけた秀逸のチーズを紹介し、幅広い業態に広めていく。

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〈食品産業新聞 2018年10月15日付より〉