着想から9年、北海道十勝工場に燻煙設備を新たに導入し、工場で製造する大量生産型のカマンベールチーズとしては国内初の燻製タイプを、2019年10月発売した。

最大のポイントは、市販されるスモークチーズの中には燻製液に漬け込む、もしくは表面にまぶして作るものが多いのに対し、明治の燻製カマンベールはブナのチップで燻煙する製造方法にこだわったこと。「十勝カマンベール」の特徴である日本人の味覚に合わせたまろやかな味わいと、優しい燻煙香の絶妙バランスを、独自の低温燻製(冷燻法)で実現した。

内容量90g、価格は税別650円で、特売含め店頭価格は既存のプレーンのホールタイプより100円、切れてるタイプより50円高いイメージとなる。割高ながら発売後の調査では、これまでカマンベールチーズユーザーではなかった人や、燻製食品が好きな人を新たな購入者として取り込めている結果が出ており、カマンベールユーザーの間口拡大、カマンベール市場の拡大につながっている。

〈食品産業新聞 2020年12月7日付より〉