本店は札幌市電の東本願寺前から歩いて5分ほどの場所に位置しているラーメン屋なのだが、今回伺ったのは西武新宿駅からほど近くの新宿店。北海道大学出身の友人から「秋田の自腹~めん」について話したところ是非とも味わってきてほしいとのことで訪問。

その友人曰く「行列は覚悟してね」とのことだったがそこまで待たずに着席。「みそ」の他にも「醤油」や「塩」があるのだが、初めて行くのであれば是非とも「みそ」をお勧めしたい―そんな友人の言葉を胸に「えびみそ」を注文し、元気の良い店員が私のところまで丼を持ってきてくれた。

運ばれてきたそれは、私の予想以上に「エビ感」にあふれており「ビスクに麺が投入されている」というのが第一印象。香ばしいエビの香りがまず嗅覚を刺激し、口に入れると優しい甘みと濃厚な旨みがまるで花火のように鮮烈に、そして一瞬で広がる。調べてみたところ、ホッコクアカエビ(甘エビ)を使用しているらしい。

麺の太さは太麺をオーダー。なんとなくやわらかめでオーダーしたのだが、濃厚なスープを吸い、よく絡んで一口一口に幸せが訪れる感覚が最後まで続く。 スープまで飲み干して地面から2センチほど浮いたような気持ちで店を出た所、30分以上は待ちそうな長蛇の列。札幌では普通はこのような状態らしく、何とも運が良かったらしい。ごちそうさまでした。

食 べた人:秋田。和酒担当記者として全国を駆け回るかたわら、めん探訪を欠かさない。ホームさいたまが暑すぎて溶解中。かすむ頭で部活に励んだ十代に思いをはせる。

〈月刊 麺業界 2018年8月号より〉