銀座6丁目の路地裏と有楽町・東京交通会館に店舗がある。銀座6丁目の店舗は「鍛高譚」や「ビッグマン」「博多の華」などを取り扱うオエノンホールディングスの本社ビルの向かいにあり、ちょうどいい時間ということもありランチタイムに訪問。

店舗外観は、パッと見た感じではラーメン屋とはわからず、まるで割烹のような雰囲気。中に入ると9席のカウンターのみで、ずいぶんとこじんまりしている。私が訪問した時間は少し早かったため、並ぶことはなかったが、店舗を出るときには15~20分ほど待つような列ができていた。

さて、ラーメンだが、見た目の通り、かなりスッキリとした味わい。鰹節か鯖節を使用したであろうスープの旨味もしっかりしているため、クドさも無ければ物足りなさもない。その中で柚子の爽やかな香りが良いアクセントとなり、絶妙なバランスを実現している。

麺は中細麺。主張を抑えた麺はあっさりしたスープとよく絡み、箸を次から次へと勧めていってくれる。大盛りを注文しても問題なさそう。そして写真でもその存在感をしっかりと主張しているチャーシューは、二郎系とまではいかないものの、厚みがある。今流行りの低温調理で仕上げたものではなく、時間をかけてほろほろと口の中でとろける極上の口当たりだ。思い出すだけで涎が出てくる。

銀座という土地柄、お酒を飲んだあとの人も多いかと思われるが、チャーシューの量が普通のラーメンもあるので、ぜひとも「シメの1杯」としてもご賞味いただきたい。

食べた人:秋田。和酒担当記者として全国を駆け回るかたわら、めん探訪を欠かさない。そのせいかどうかは知らないが最近とみに丸々としています。

〈月刊 麺業界 2018年9月号より〉