幸楽苑「中華そば」を“総勢約5万人”に10円で提供、台風19号被災からの復活を記念

「幸楽苑復活記念!お客様感謝祭 中華そば10円」
幸楽苑ホールディングスは11月29日と12月6日の両日、ラーメンチェーン店「幸楽苑」約500店舗の全店で、各日先着100人に中華そばを10円で提供する「幸楽苑復活記念!お客様感謝祭 中華そば10円」企画を開催する。

「幸楽苑復活記念!お客様感謝祭 中華そば10円」企画は、台風19号で大きな被害を受けた「幸楽苑」への応援に対する感謝として実施するもの。通常税込440円の中華そばを、各店舗先着100人に税込10円で提供し、101人目以降には「中華そば無料券」を配布する。
 
〈“2億円事件”で話題となった年末年始休業は継続〉

なお、幸楽苑ホールディングスは「中華そば10円」企画発表と合わせ、2019年12月31日14時から2020年1月1日終日を休業とすることも発表した。

同社は「従業員の満足度がお客様満足度につながる」という考えから、「働き方改革」の一環として、昨年12月31日から今年1月1日にかけ、幸楽苑64年の歴史上、初めてとなる年末年始の休業を実施。売上減少額2億円を見込むことから「2億円事件」と題して新聞広告などで告知し、話題を呼んだ。

今年は台風19号による工場の被害と、1か月間にわたる営業縮小による多額の売上減少から、年末年始休業の継続について、社内では否定的な意見も挙がっていたという。しかし、「困難な時こそ、家族との時間を大切にしてもらいたい」として、年末年始休業の継続を決定。合わせて、「幸楽苑復活記念!お客様感謝祭 中華そば10円」企画も展開することを決めた。

なお、幸楽苑は年始の「福袋販売」に加え、新たなプロモーションも計画している。これらキャンペーン施策の展開により売上・利益の底上げを見込み、「年末年始の営業時間の変更が業績に与える影響は軽微であると判断している」(幸楽苑ホールディングス)。