農林水産省は20日、2017(平成29)年度第3回(米の)SBS入札を実施した。予定数量2.5万t全量が落札された。全量落札は前回に続き2回連続。ただし応札は予定数量の1.8倍にあたる4万4,846tだが、実数として前回をわずかながら下回った。つまり過熱感がやや冷えたと言える。それが証拠に、価格がわずかながら下がっている。
【需給俯瞰】第3回SBS入札、2回連続で全量落札 カルローズ7.3円安のkg 199円、過熱感やや冷える

一般米枠の加重平均落札価格(kg当り裸)は、買入(商社売り)116.6円(前回比5.2円高)、売渡(卸購入)205.9円(前回比1.2円安)、マークアップ平均89.3円(前回比6.5円安)。つまり輸入価格こそ上がったものの、マークアップを縮小させる形で国内流通原価が下がった恰好だ。

このうち一般米枠の49.4%にあたる1万1,111tが落札されたアメリカ産うるち精米中粒種(カルローズが中心とみられる)は、加重平均落札価格が、買入111.0円(前回比0.4円高)、売渡199.0円(同7.3円安)、マークアップ平均88.1円(同7.6円安)となった。総体と同じ傾向だ。下がったとはいえ、過去5年で最高値を維持している事態に変わりはない。ただ、国内流通原価がkg 200円を割ったことは、やはり大きい。次回・最終回が再びヒートアップする可能性が出てきた。問題はタイミングで、国産価格に陰りが見え始める前に入札が実施されないと、逆に水を差すことになる。

〈米麦日報2017年12月22日付より〉

【需給俯瞰】第3回SBS入札、2回連続で全量落札 カルローズ7.3円安のkg 199円、過熱感やや冷える