米めん市場で圧倒的なシェアを誇るケンミン食品(株)(神戸市中央区、高村一成社長)はこのほど、神戸市の本社内で新商品試食会を開催した。この春の新商品として発売するのは「即席焼ビーフン オイスターソース味」などドライ製品3品。試食会に先立ち、高村祐輝常務は、同社の概要と、2018年度の取り組みなどについて説明した。

同社は1950年に創業。外国米を買いながらビーフンやフォーなどの製めん事業を開始した。2018年2月期の売上高は12%増の82億円と着実に業績を伸ばしている。今期も3.7%増の85億円を見込む。ドライ製品のほか、冷凍食品も扱っており、生協を中心に約20億円の売り上げとなっている。

米めん市場のシェアは57%と圧倒的なシェアを誇る。また、2017年にはテレビ番組で特集された効果で売り上げが急増したが、「関東より北での認知度は関西には及ばない」(高村常務)としており、今後は同地域へ重点的にアピールしていくかまえだ。世界のビーフン市場では、グルテンフリーとして注目されており、今後もいっそうの業容拡大を狙う。このほか、2018年には本社内の「ケンミンキッチン」でビーフンやフォーなどを使用した講習会を開いたほか、アレルギー対応食としてのビーフン啓蒙活動などに取り組んだ。新製品3品の概要は以下の通り。

△「即席焼ビーフン オイスターソース味」=オイスターソースをベースに、甘み・旨味を調え、コクのある味付けに仕上げた、「醤油味」「塩味」に続く3品目のビーフン。紹興酒の香りを生かしつつ、素材の味が生きるよう、味が濃くなりすぎないよう上品な味付けに仕上げている。市場動向を見ると、オイスターソース味はビーフンで食べたい味付け3位に位置し、今後、同シリーズの軸となることも狙う。110円(税別)。

△「タイ風焼そばパッタイ甘辛ナンプラー風味」=こだわりの味を届ける高付加価値「米粉専家」シリーズの新商品。豚肉、卵、ニラ、もやしなどの具材とフライパンで簡単に調理できる本格的な一品。三宮魚醤の臭みを抑え、平めんと具材のおいしさが引き立つ味付けに仕上げた。150円。
「タイ風焼そばパッタイ甘辛ナンプラー風味」

「タイ風焼そばパッタイ甘辛ナンプラー風味」

△「たっぷり野菜を入れてつくるこく旨塩チャプチェ」=「野菜を入れてつくるチャプチェ」の姉妹品。シリーズの売り上げは14年の発売以来右肩上がりであることから、新製品を投入。回線の旨みと甘さが効いた、濃厚でコクのあるうま塩味のチャプチェ。レモンや黒コショウを聞かせることで、濃厚ながらも爽やかでクセになる味付けに仕上げた。143円。

「たっぷり野菜を入れてつくるこく旨塩チャプチェ」

「たっぷり野菜を入れてつくるこく旨塩チャプチェ」

〈米麦日報 2019年2月27日付〉