〈「シェフは五感を表現するアーティスト」/バリラジャパン ニックヒル・グプテ社長〉
バリラジャパン(株)(ニックヒル・グプテ社長)は3日、都内で「PWC(パスタ・ワールド・チャンピオンシップ)2019」の日本予選・最終選考会を開催した。日本代表に選ばれたのはイタリア料理店サローネ2007(サローネ ドゥエミッレセッテ、神奈川・横浜・元町)の弓削啓太料理長。弓削料理長は2017年大会でも日本代表に選出されており、「今回こそ決勝で優勝を狙う」と意気込みを語った。

レシピ名は「Orecchiette ragu di calamarocon tartufo nero」。PWCはバリラと、バリラの運営するイタリア食文化の啓発・教育機関「アカデミア・バリラ」が共催。2012年から実施しており、今回で8回目。

グプテ社長は、「PWCはバリラにとって非常に大切なイベント。シェフは五感を表現するアーティストだと思っている。遺憾なく実力を発揮して欲しい」とエールを送った。

PWC2019のテーマは「BELLO(beauty),BUONO ( tasty ) e FA BENE ( goodness ) -Surrounded by Beauty(美しさに包まれて)」(見た目に美しく、食べておいしく、高潔であること)。「今大会では決戦の地をイタリア・ミラノから、芸術とガストロノミーの本質を生み出すフランス・パリに移す」(バリラジャパン)。決勝は10月10、11日。

PWCへの参加資格は、本戦開催日までに34歳以下で、イタリアレストランで調理経験があり、英語でコミュニケーション(日常会話レベル以上) がとれること。SNS(Facebook 、Instagram、Twitter 等)利用経験者であること。日本予選・最終選考会では、弓削料理長と、IL TEATRINO DA SALONE(イル テアトリーノダ サローネ、東京)の山口智也シェフ、erre(エッレ、兵庫)の長屋恭平スーシェフが腕を競い合った。審査員を務めたレストランコンサルタントの山田剛嗣氏(PWC2012チャンピオン)、ぺぺロッソ(東京)の今井和正総料理長は、「非常に僅差で、選考も非常に苦労した」とコメントした。

また、バリラジャパンのプレゼンテーションの中で、業務用最高級ライン・SOC(シェフのゴールデンセレクション)のリニューアルを報告。△原材料の配合を見直し、より高いクオリティーに、△シェフとの共同開発により、ダブルボイルの適合性など使いやすさを追求し、乾燥方法も変更、△イタリア最大のシェフ団体、フェデラツィオネ・イタリアーナ・クオキ(FIC)より推奨、△EPD(ヨーロッパや日本など、8か国の組織が認証を受けている国際的な環境マーク)により、環境影響に配慮し、情報を公開――とPRした。

写真は手前左から山口シェフ、弓削料理長、長屋スーシェフ、奥左からバリラジャパン・堀込玲業務用営業課長、山田氏、今井総料理長、バリラジャパン・フランチェスコ ガリオーネ氏、グプテ社長。

〈米麦日報 2019年6月5日付〉