アクティブ、超小型色選機「QUBE-800」発売、従来機の半分以下に最小化

アクティブ販売「QUBE-800」
穀物選別機の製造販売を手がけるアクティブ販売(株)(千葉県千葉市、髙梨敏雄社長)は7月下旬、“超小型品質管理選別装置”「QUBE-800」を発売した。

その名の通り、幅380mm×奥行き630mm×高さ725mmと、コンパクトなのが最大の特徴。具体的に言えば高さは自社従来機の半分以下で、それまでの自社小型機の最小化に成功した。

オプションとして、例えば同じ機種を上に積んで1次選別、2次選別としても、従来機の高さに達しないことになる。当然、20ch(オール一次)、最大処理能力毎時0.8t(白米、面シュート)と小ぶりだが、選別機能そのものは同社の従来機と同程度の高性能を維持している。

全体着色粒、部分着色粒、シラタ(乳白粒)、うるち(透明)を選別できるのだが、感度調整によって個別の選別が可能(例えばシラタは打たずに着色粒のみ除去が可能)。また、いわゆるガラス選機能がついていないにもかかわらず、感度調整によってガラス・透明ペレットも除去可能だ。

同社の色選は従来から「高性能・高耐久」を売りにしてきた。今回の新型色選にもそれが活かされており、従来大型機と同様な空気銃を装備しているため、1回の噴出量(エア消費量)は1chあたりわずか1.2cc。コイルは耐腐食、耐摩耗性に優れる特殊処理を施しており、メンテナンスも簡単なため、耐久性が高い。

操作はタッチパネルで、選別モードを10パターンまで記憶できる。直売生産者や専門小売店向け。小売価格は破格の175万円(税別)。

〈米麦日報2020年7月21日付〉