全農栃木県本部は8月27日、栃木・矢板市こぶし台の「とちぎ米広域集出荷センター」で竣工式を開催した。
「とちぎ米広域集出荷センター」竣工式の様子

「とちぎ米広域集出荷センター」竣工式の様子

2万8,146平方メートルの敷地に延床面積1万2,700平方メートル、最大収容力2万1,500tを誇る国内最大級の施設で、全室低温の倉庫は収容力約2,000tが9室、1,560tが1室、1,950tが1室からなる。全天候積み降ろし可能となっており、農産物検査場・検査室が併設されているため、トラックを横付けした搬入・検査・保管・出荷をスムーズに行うことができる。

大型トラックが乗り入れられる通路と、左右に配置された低温倉庫

大型トラックが乗り入れられる通路と、左右に配置された低温倉庫

2018(平成30)年10月に全農全国本部の経営管理委員会から建設承認が降り、翌2019(令和元)年に用地契約・着工した。東京五輪・パラリンピックによる建材不足で、完成は当初予定から約半年遅れたものの、東北自動車道・矢板ICからすぐという好立地も活かしながら、栃木県産米流通の中核的な役割を担うことが期待される。
 
竣工式で県本部経営管理委員会の髙橋武会長は、「生産現場の大規模化・農地集約が進み、フレコン集荷のニーズが急速に高まりつつある。また、実需者からは安定品質・安定供給が求められている。こうした状況下で、今回の『とちぎ米広域集出荷センター』は検査場を併設し、庭先フレコン集荷にも対応した2万t以上の収容能力を誇る国内有数の施設だ。米産地として一層の地位向上を図り、生産者所得向上に寄与していきたい」と述べた。
 
〈米麦日報2020年8月28日付〉