全中(《一社》全国農業協同組合中央会、中家徹会長)は9月10日の会見で、「令和2年産米およそ20万tの出荷を令和3RY(2021年11月)以降に持ち越す」意向を明らかにした。持ち越した数量は令和3年産の作付で主食用以外に誘導する。実現すれば値下がりムードに水を差す恰好にはなりそう。

ただし本紙米麦日報の調べによると、20万tの持越にあたって必要な金倉(金利・倉敷料)などの経費には、全中なり全農なりが自己資金を充てるわけではなく、いわゆる50億円事業(米穀周年供給・需要拡大支援事業)を活用する模様。つまり各県でそれぞれ50億円事業に手を挙げてもらう方針で、事前に積み上げた数量が約20万tに達しただけのこと。本当に20万tの持越になるかどうかは未知数と言える。

〈米麦日報2020年9月11日付〉