福井・小浜市に新名物「サバまん」、地元児童とシェフがタッグで商品化

福井県新幹線開業課「サバまん」
福井県新幹線開業課はこのほど、県内と東京・銀座で「サバまん」を発売したことを発表した。「鯖街道の起点、小浜市に新名物が誕生した」。

福井県小浜市と京都をつなぐ「鯖街道」は、 古代から皇室や朝廷に鯖などの海産物を運び、都の食を支えてきた物流ルート。「サバまん」は鯖街道の起点である小浜市立今富小学校の6年生児童38人が考案。地元のレストラン「Kitchen Boo」((有)タカノ)の髙野慈光社長のアドバイスを得て商品化した。製造・販売は社会福祉法人コミュニティネットワークふくい若狭事業所。冷凍・3個入、税別640円。「秋の地元のお祭りで試食いただいた約200名の方からの評価は上々。98%の方から最高ランクのA評価を獲得した」。

児童たちは関西地方への修学旅行先で観光PRや販売体験をする予定だった。しかし、COVID-19(新型コロナウィルス肺炎)の影響で修学旅行は福井県内に変更。一時は商品発表の場所も確保できない状況となったが、(公社)福井県観光連盟の協力を得て、11月5日に福井県内への修学旅行の行程の中で発表した。

県内8か所と東京・銀座の福井県料理専門店「福井乃喜心(ふくいのきしん)鯖街道」で発売中。

〈米麦日報2020年11月13日付〉