日本うま味調味料協会は9日、川崎市の味の素グループうま味体験館で「郷土料理コンテスト2017」の表彰式を行った。このコンテストは、郷土料理を継承するとともに塩分過多になりがちなことからうま味調味料を使って減塩を達成するレシピ開発を目的にするもの。昨年に続き2回目となる。全国から36件の応募があり、湯沢フラウアスリート村(秋田県)の「納豆汁」が優勝した。

冒頭あいさつした岩本保会長は「昨年に比べ応募数が増え、内容も充実してきた。うま味調味料協会はうま味調味料の有用性や安全性の啓蒙を目的に70年前に設立された。最近はうま味に食事の満足感を増し、食べ過ぎを抑制する効果があることが報告されている。うま味調味料を上手に使うことで減塩や食べ過ぎを抑え健康な食生活への効果が期待される」と述べた。

優勝した湯沢フラウアスリート村の佐藤理沙さんは「納豆汁はきのこ、ワラビ、ぜんまいなどと合わせる。納豆をすりつぶす時にうま味調味料を加えることで調理時の臭いを和らげ、さらに仕上げにも加えることで食べるときの臭いも和らげる。減塩レシピが出来上がった。今後は秋田名物のきりたんぽ鍋にも挑戦したい」と喜びを語った。準優勝は西南女学院大学(福岡)の「だぶ」、郷土愛賞は兵庫栄養調理製菓専門学校の「ばち汁」、伝承賞は会津大学短期大学部(福島)の「こづゆ」、武庫川女子大学(兵庫)の「粕汁」となった。

〈食品産業新聞2017年12月18日付より〉