「ボンカレー」新製品はまさかの“具なし”、調理ニーズの高まりを受け調理用レトルトカレー「ボンカレークック」を提案/大塚食品

大塚食品「ボンカレークック 甘口」「ボンカレークック 中辛」
大塚食品は、「ボンカレー」シリーズから新製品として「ボンカレークック 甘口」と「ボンカレークック 中辛」の2品を8月23日から発売する。具材と組み合わせて自分好みのカレーにする、“具なし”の調理用レトルトカレーだ。ともに3袋入り、オープン価格。「ボンカレー」として具の入っていない製品は初めてという。

なぜ、具なしの「ボンカレー」が誕生したのか。それは、レトルトカレーの需要が増加していることと、調理ニーズの拡大があるという。

カレー市場では、2017年にレトルトがルウを逆転し、その差は広がっている。2020年はレトルトカレー市場が前年比130%の533億円、ルウカレー市場は前年比102%の430億円となった(インテージSRI:推定販売金額)。レトルト市場の伸長要因としては、より簡便性を重視するニーズや嗜好の多様化、単身世帯・共働き世帯の増加、個食化の進展、コロナ禍の在宅需要増加などがある。

そして、コロナ前と比べて料理をする頻度が増える傾向にある。大塚食品のアンケートでは、レトルトカレーを食べる時、「毎回、もしくは2,3回に1回はトッピングやアレンジを加える」と答えた人が約6割と、半数以上の人々が日常的にアレンジを実施していることがわかったという。

このような生活者の価値観や行動変化を踏まえ、大塚食品は具材と組み合わせて、自分好みのカレーがすぐできる「調理用レトルトカレー」の開発に至った。野菜や缶詰などの具材と「ボンカレークック」をフライパンで温めればすぐにできる簡便性が最大の特徴だ。

カレーソースは「ボンカレーネオ」がベースとなっており、60分間炒めた国産玉ねぎの甘さ、うまみが溶けこんだ濃厚な味覚で、そのまま温めて食べても楽しめる。

「ボンカレークック」の内容量は、甘口・中辛とも150g×3袋入りで、まとめ買い、ストック買いのニーズに応えた。

ブラック・ジャックに「ボンカレーはどうつくってもうまいのだ」というセリフがあるが、今回の提案を機に、さまざまなアレンジレシピの広がりが予想される。“アレンジ仕様のレトルトカレー”のコンセプトが浸透すれば、拡大基調のレトルト市場をさらに活性化するだろう。

なお、発売を記念して、8月2日からお好み焼きの老舗「ぼてぢゅう」の全国22店舗において、「ボンカレークック」を使用した「にくトロホルモン焼肉カレー」「ボンカレーそばめし」「ボンカレー焼そば」などのコラボメニューが展開されている。

◆「ボンカレー」ブランドサイト

「にくトロホルモン焼肉カレー」

「にくトロホルモン焼肉カレー」