ジェトロに設置された日本食品海外プロモーションセンター(JFOODO)の実際の活動が開始された。

日本産農林水産物・食品の輸出は19年の目標である1兆円が達成可能なレベルとなったが、その後も安定成長させることが必要。そのためにはオールジャパンの観点から、ブランド戦略を行うことが必要であり、昨年4月にJFOODOの設立となった。これまでブランド化は自治体やメーカー・団体などが行ってきたが、現地における需要創造を目指し、ジェトロが直接取り組むという。

具体的には品目と展開する国(地域)を決め、消費者、流通に対する広告などPR活動を行う。すでに企画立案や現地調査を終え、実際のプロモーション活動に入ったケースもある。

例えば英国における日本酒プロモーションは、日本酒イベントの紹介やWEBサイトから好みの日本酒が飲めるロンドンのレストランを紹介するなどだ。

この活動の利点は輸出に取り組みたくてもできないメーカーでも無料で参加できること。もちろん、現地プロモーションへの参加費や商品提供などは有償だが、チャンスは膨らむはずだ。日本酒のほかにも、ワイン、クラフトビール、米粉、日本茶、和牛など7品が対象だ。

農水省の予算処置で行われる事業であり、あと数年継続する見込み。いいものを作るだけでは海外市場は開けない。JFOODOのプロモーションに乗るのも手だろう。

〈食品産業新聞 2018年3月16日付より〉