一般流通菓子においては、「健康志向」や「自分へのご褒美」が長らくキーワードとなってきたが、加えて「大袋」と「手作り」がトレンドとなっている。
 
近年は健康志向に対応した高カカオ系の小箱入りチョコレートを中心に、250円から350円程度の個食タイプとしては高価格帯の商品がよく売れていた。
 
カカオ豆から製品まで一貫して行う「BEAN to BAR」や健康軸の機能価値が世代や性別を超えて広く浸透したからで、明治などがチョコレート摂取の習慣化を促す取り組みに努めたこともあり、多くのリピーターを生んだ。このリピーターがヘビーユーザー化し、大袋商品へ流れた側面がある。
 
明治の調査では、コロナ禍で在宅時間が増え、家で菓子を食べる頻度が高まり、おやつの回数も増えた。そのなかでは、やはりチョコレートやチョコレート菓子が人気で、実に3割もの人が2日に1回以上食べているという。
 
2021年のバレンタインでは若年層を中心に手作りの意向が高まっており、チョコを手作りし、友達などと交換する予定だという。
 
コロナ禍で可処分時間が増え、ホットケーキミックスや純ココアなど製菓関連商品がよく売れている。
 
バレンタインの動向からも菓子作りを楽しむ傾向が強まっており、コミュニケーションの創造に一役買っている。これもまた、菓子が持つ力と言えるだろう。    

〈食品産業新聞 2021年1月25日付より〉