コロナ禍で苦境に立たされているアパレル業界において、好調企業がある。代表格がユニクロを展開するファーストリテイリングで、今期(2021年8月期)第1四半期業績は、国内ユニクロ事業は増収増益だった。
 
在宅需要にマッチした商品などの販売が好調だった。「鬼滅の刃」などのコラボ商品も好調で、中でもデザイナーのジル・サンダー氏と組んだ「+J」は2020年11月13日に発売するなり、転売騒動が起こるほど、人気が過熱した。私も、「+J」祭りを楽しんだ一人で(シャツの質の高さに驚愕、4着も購入した)、ファッション系YouTubeを見るきっかけとなった。
 
「コロナ禍において今後のファッションどうなる?」(MBチャンネル)というトレンド予想が興味深かった。
〈1〉リラックスウェアが増えていく
〈2〉カラフル、デザインフルなものが売れる
〈3〉デジタルシフトが進み、売れるものが変わる
――というポイントは、食品にも当てはまりそうだ。
 
〈1〉は、2020年からの在宅需要の流れであり、家にいる時間が長くなる中の必然だと理解した。家で気分よく過ごすために、ルームウェアやインテリアに少しお金をかける傾向が続きそうだ。食べ物も同様だろう。
 
〈2〉は、景気が良いときや世界情勢が安定しているときはモノトーンが売れ、景気が悪く世界情勢が不安定なときは明るい色が売れるとの主張だった。
 
〈1〉と〈2〉に共通している、「気分を上げたい」心理に注目したい。
 
〈食品産業新聞 2021年2月4日付より〉