食塩不使用のポテチが“食材”として注目、アレンジレシピを発信/湖池屋

湖池屋プライドポテト #芋まるごと簡単レシピ
食塩不使用のポテトチップスが、食材として注目されている。

湖池屋は「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」を発売し、このほど、同品を使ったアレンジレシピサイトを開設した。食材として使うことにより、スナック菓子の新たな価値を提案するもの。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて在宅時間が増えるなか、親子で簡単に作ることができると話題を呼んでいる。

「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」発売のきっかけは、2018年11月に某コンビニチェーン専用商品として開発した食塩不使用のポテトチップス「ポテトの素顔」だ。

当初はディップ用や食材としての利用を見込んでいたが、実際に発売すると女性や若年層だけでなく、40代以上の男性のリピート購入が目立ったという。

「実は『塩分が気になるから』という理由で購入されていることが分かり、なるべくなら(ポテトチップスでも)塩分を控えたいというインサイトの発見になった」(湖池屋)。

数量限定品として発売したところ再販を求める声が多く、既に3回発売している。この商品に可能性を感じた湖池屋は、看板ブランド「湖池屋プライドポテト」から食塩不使用のポテトチップスを発売することにした。そして今年2月、ブランドリニューアルに併せて「湖池屋プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用」(60g)を上市。食塩を使わず、北海道産昆布の旨みにより、ジャガイモ本来のおいしさを引き出している。発売月の2月は目標金額に対して215%の売り上げを達成。3月までの合算でも180%と売れ行き好調だ。

湖池屋はこの状況を受け、新規需要層の獲得へつなげるため、同品を使った「#芋まるごと簡単レシピ」の提案を開始。Twitterで人気の料理研究家、五十嵐ゆかりさん、五十嵐豪さん、ぼくさんの3人を起用し、「焼くだけ簡単! サクサク焼きポテチーズ」「揚げる手間なし! カリッとぽてチキン」「悪魔的に美味いっ・・・チーズとろけるナチョス」などのアレンジレシピを特設サイト上で発信している。

また、湖池屋公式Twitterでは「中の人芋まるごとアレンジ」として、同社社員おすすめのレシピを紹介している。火や調理器具を使わずに作ることができ、親子で簡単に楽しめると好評のようだ。

同社では、「今回のレシピ提案を通して、当社が菓子の枠を越えて、よりみなさんの身近な存在になれたらと思う。食塩不使用ポテトチップスの食べ方の幅を広げることで、ポテトチップスの楽しみ方の幅も広がっていけばうれしい」と期待を寄せる。

◆「湖池屋プライドポテト #芋まるごと簡単レシピ」公式サイト
https://koikeya.co.jp/recipe/kpp/