不二製油は12日、決算会見を都内で開き、中期経営計画「ルネサンス不二2017(一部既報)」の事業方針について、清水洋史社長が説明した。前年度から定期的に見直し、部分的な修正を加えていく「ローリング方式」による中期計画を推進している同社では、ブラジルの業務用チョコレート大手のハラルド社の買収決定と、低迷が続く国内市場といった情勢変化を踏まえ、戦略方針を一部見直す。

来年4月を予定していた、純粋持株会社化によるグループ本社制・5つのエリア統括事業会社(国内、中国、アジア、アメリカ、欧州)への移行を今年10月に前倒しするほか、今年3月にシンガポールに開設したアジアR&Dセンターに加え、さらに来年から再来年にかけて国内と中国に研究センターを新設し、グローバル研究開発体制の構築と機能充実を図る。また、グローバルで競争力のあるココアバター類似脂(CBE)、業務用チョコレート、大豆多糖類などの成長事業に経営資源を傾斜投入し、14年度の111億円に続き、15年度は127億円の積極的な設備投資を計画しているほか、企業買収の可能性を模索していくとしている。(詳細は本紙にて)