油脂売場を元気に、バター・マーガリンの不満点を解決明治は24日、本社で11月1日に発売する「明治スプレッタブルバターの新しいおいしさ」(150g、税別360円、写真)の商品説明会を開催した。始めに、乳食品営業部の三井基史部長(写真)は「約3年をかけて開発した。乳製品売場、特に油脂売場を元気していこうと思い、発売することとした」と述べた。

さらに同社は関連市場の動向について説明し、バター市場は生乳需給構造もあり長らく変化のない市場で、活性化のための新商品も無く、マーガリン市場は15 年のトランス脂肪酸報道などによりダウントレンドだとした。他方で消費者はバターに対して、固くて使い勝手が悪い、不足時に手に入らないなどの不満があり、マーガリンについては、塗りやすいが人工的なイメージ、料理に使用するイメージがないなど不満があると指摘し、そうした市場問題の解決が必要だとした。他方で米国では、「スプレッダブルバター」市場が伸長していることを紹介した。スプレッダブルバターの定義はさまざまだが、同社はバターを主原料に植物油をブレンドし、塗りやすくした商品の総称と説明した。

新商品の「明治スプレッタブルバターの新しいおいしさ」はバターをメーンに、クリームチーズ、菜種油、塩の4つの素材だけで作られたスプレッドで、乳化剤や保存料、着色料、香料、食用精製加工油脂などは使用していないことが特長だ。バターにはない柔らかさがあり、パンに塗る以外にも料理利用にも適している。パッケージは外箱を無くした容器で、バターナイフ口を無くし、常にフレッシュに使える。

特長を生かした新しい食シーンの提案として、パセリやジャムを混ぜ込むだけで簡単にアレンジバターが作れるとした。油脂市場の新商品としてだけではなく、バターの新しいおいしさと素材が分かる安心感の提供により、新カテゴリーの創出を図るとした。

〈大豆油糧日報2017年10月26日付より〉