かどや製油、食品ごま大手のカタギ食品をグループ化、家庭用ごまを強化

かどや製油は10月30日開催の取締役会で、カタギ食品(大阪府寝屋川市、高田直幸社長)の自己株式を除く全株式取得を決議した。11月16日付でグループ化する。

カタギ食品は戦前から家庭用ごまの加工・販売を手掛けており、家庭用ごま製品の国内シェアを約2割強占める食品ごま大手。かどや製油は家庭用食品のごま事業の成長と発展を目的に、カタギ食品をグループに加え、カタギ食品のブランド力を維持しつつ、協力して品質管理、商品開発力を向上させ、食品ごま市場での発展を目指す。

カタギ食品は「かどや製油の顧客ネットワーク・資本力の活用や、情報交換による新たな商材の提供、技術革新等を含め、緊密な連携を図ることで、今まで以上の高品質サービスの提供を図りたい」としている。

〈大豆油糧日報2017年11月1日付より〉