ひかり味噌は19日、春夏新商品発表会を都内で開き、有機みそなど6品を発表した。昨年秋に甘酒をリリースした新ブランド「麹の花」からの第2弾としてオーガニックみそを投入する。使い勝手に特化した業界初のスティックみそでは、共働きや単身者をターゲットにみその使用シーンを増やしていきたい考えだ。
ひかり味噌・林善博社長

ひかり味噌・林善博社長

冒頭みその新製品「麹の花 無添加オーガニック味噌」を説明した林善博社長は、「当社の有機みそ『こだわってます』は約7割の圧倒的なシェアを誇っている。今回は新しい消費者や世代を獲得し、海外市場も意識して、有機ではなくオーガニックという言葉を使った。このみそは短期発酵型。仕込んでから1週間ごとに味を確認したが、3週間で原料の不快な臭いは消えた。4週間でみそとして仕上がる。当社ではそれを新鮮みそと呼んでいる。麹の味わいを素直にあらわすために発酵を弱め、味を濃くせず、12割麹のみそとし、毎日飲んでも飽きないみそに仕上げた。麹割合いの高いみそに野菜をいっぱい食べると1回目はおいしい。毎日飲むと甘くて飲めない。なるべく麹の甘さ、さらっとした感じを味わっていただきたい。ひかり味噌らしいこうじみそができたと思っている。自信を持っておすすめしたい」と力を込めた。

同商品は、熟練した農場管理者の目と手間をかけて栽培された有機米と有機大豆を中央アルプスのふもとで丁寧熟成させた。家族の健康を考える人に安心して使ってもらえる無添加オーガニックみそとして販売していく。参考小売価格は税別700円、内容量は650g。

〈業界初の使切りタイプのスティックみそ、簡便さとおいしさ追求〉
続いて、谷兼興一マーケティング部長は「円熟こうじみそ スティックみそ」と、カップ型フォー「Pho you 贅沢トムヤムクンフォーカップ」「同 贅沢鶏だしパクチーフォーカップ」の商品概要を説明した。

「円熟こうじみそ スティックみそ」

「円熟こうじみそ スティックみそ」

「業界初の使い切りタイプの『円熟こうじみそ スティックみそ』は計量がいらない1食個包装、保存に便利なスティックタイプなので、いつも開封したてのみそが使える。みそ汁以外のレシピを提案していくことで、みその使用シーンを増やしていく」とし、さまざまな形に変えてみそのおいしさを提案していきたいとした。独自に実施したアンケートでは、「購入してから使い切るまでに時間がかかる」「開封後にみその表面が乾いてしまう」「計量が手間」「使い切りタイプがほしい」などのニーズがあったという。また、 溶く手間がなく使い勝手の良い液状みそを使用している消費者のうち約8割は、 固形みその方がおいしそうと思うと回答したことから、今回の新製品の開発につながった。また、ターゲットは忙しい共働き世帯やみその使用量が少ない単身者などとし、簡便調理に役立ててほしいという思いから、どんな具材にも合わせやすい昆布だしの上品なうま味を効かせたとしている。参考小売価格は同350円、内容量は20g×20本。

カップ型フォー「Pho you 贅沢トムヤムクンフォーカップ」

カップ型フォー「Pho you 贅沢トムヤムクンフォーカップ」

カップ型フォーのターゲットは「ヘルシー志向のある30代を中心とした男性。フォーやスープもグルテンフリー。満足感もあり、具を楽しんで食べていただける。有名店をならった本格的なスープに仕上げているのも特徴。販売ではコンビニへの導入を促進させ、おにぎり、サラダ、スープで500円内に収まるように設計した」とした。

次いで、料理研究家の松見早枝子先生は「円熟こうじみそ スティックみそ」を使った「使い切りレシピ」を紹介した。生徒さんからの質問で、「使い切れない食材を捨てることに抵抗ある」といった声が多く、家庭でいかに食材を使い切るかが問題になっていると指摘。そこで「スティックみそは計量する必要がなく、昆布だしが入っているので、洋~和使えて便利」とし使い勝手の幅の広さを紹介した。

〈大豆油糧日報 2018年1月24日付より〉