ハナマルキ、液体塩こうじの腸内細菌の効果、スポーツ能力への効果を研究

ハナマルキ・平田伸行常務、鈴木啓太氏、保科光作氏
〈元サッカー選手・鈴木啓太氏、慶應大研究所とプロジェクト発足〉
ハナマルキは8日、トップアスリートの腸内細菌を研究するAuB(東京都中央区)、慶応大の研究所と共同で、塩麹の腸内環境への効果・スポーツパフォーマンスへの効果を研究する「液体塩こうじ・アスリート腸内環境プロジェクト」を発足した。同プロジェクトでは、ハナマルキが液体塩こうじを提供、慶應大体育会競走部の部員が被験者として、毎日の食事に液体塩こうじを取り入れ、AuBが腸内細菌の効果を検証する。

元サッカー日本代表選手の鈴木啓太氏が代表を務めるAuBは、アスリートのコンディション・パフォーマンスの底上げを科学的アプローチから目指して、アスリートの腸内フローラの研究を行っており、そのノウハウを同プロジェクトで活用する。

また今回、被験者となる慶應大体育会競走部は昨年創部100周年を迎え、慶應大学研究所ランニングデザイン・ラボと連携し「慶應箱根駅伝プロジェクト」を立ち上げた。チームの更なる強化のため、コーチ(長距離)として保科光作氏が就任し、箱根駅伝出場を目指す。保科氏は慶應大学大学院政策・メディア研究科特任講師として研究所のランニングデザイン・ラボに参加して、長距離走で重要なコンディショニング整備の面からサポートする。

冒頭あいさつした平田伸行ハナマルキ常務執行役員は、「鈴木代表、保科コーチは選手時代素晴らしい実績を持っている。そういった人に液体塩こうじの可能性や興味を持っていただいて、このプロジェクトがスタートすることに非常に価値がある。当社ではこのプロジェクトをきっかけに、食品がスポーツの領域でどう貢献できるかということへの研究にも乗り出していきたい」と述べた。次に研究概要を説明した鈴木代表は、「腸内フローラは、 肥満、アレルギー、インフエンザ罹患、メンタルなどに大きな影響を与えることが最新の研究でわかってきており、食事や運動によって改善できることから注目を集めている。アスリートへのこだわりは、制約された食事、激しい運動を長年やってきており、彼らの糞便は大変価値があると思っている。そして今回は、日本古来の麹を直接摂取することで、発酵食品が腸内環境をバランスの整った状態にできるのではないかと期待している」と述べた。

調査は、液体塩こうじ摂取群13人、同非摂取群7人とし、火曜日から日曜日の朝食と夕食に摂取する。液体塩こうじの摂取量は通常のアスリートが1日摂る塩分摂取量を考慮した上で、1人大さじ3杯の量を使ったメニューを摂取してもらう。期間は4月中旬から約3か月間を予定している。

〈大豆油糧日報 2018年3月12日付より〉