第7回「ベーカリー&カフェジャパン」が17日~19日、東京ビッグサイトで開催された。本紙関連では、加工油脂メーカーが、リテールベーカリーや洋菓子店の課題解決に貢献する商品や、ニーズに応えた商品を多数展示していた。

ADEKAはマーガリン「ソシエル 500G」や冷凍ケーキ生地シリーズなどを紹介。これらを使った製品の試食も実施した。「ソシエル500G」はナッツ、フルーツ、チョコレートなど組み合わせる素材の風味を引き立てる。また、使用した製品に自然な乳のコクが出るように工夫している。乳化剤、着色料、保存料、香料無添加。トランス脂肪酸低減品。

冷凍ケーキ生地シリーズは、解凍後、パンやデニッシュの上掛けや、そのまま絞って焼くだけで美味しいケーキが出来上がる冷凍ケーキ生地。既存商品(ダマンド、ガトーショコラ、フロマージュケーキ)に加え、抹茶ブームを受けて抹茶ケーキを追加した。人手不足解消に貢献する商品で、パン屋や洋菓子店のほか、レストランのデザートとしても注目されているという。このほか、アイデア次第で付加価値が加えられる点も、同シリーズのメリットだとする。

〈ミヨシ油脂は仏AOP発酵バター配合マーガリン、カネカは「パン好きの牛乳」を紹介〉
ミヨシ油脂は、「添加物表示レス」ニーズへの対応として、「シャラント」や、「パールインショートニング」などを紹介。「シャラント」は、フランス・ポワトゥー・シャラント地方のAOP(欧州の保護原産地呼称制度)認証発酵バターを配合したマーガリン。AOP認証発酵バターと複数の乳製品を組み合わせることで、AOP認証発酵バターの風味を再現している。同商品で使用している、AOP発酵バターは、国産発酵バターや、他のフランス産発酵バターと比較しても、濃厚なミルク感が強い風味に分類されているという。

「パールインショートニング」は、複数の酵素を配合したソフト化機能ショートニングで、パンのソフトさとボリュームアップに効果があるという。老化しやすい米粉配合のパンや、ライ麦パンなどにおすすめとしている。同商品を使用したライ麦ロールの試食も実施した。
ミヨシ油脂「パールインショートニング」展示

ミヨシ油脂「パールインショートニング」展示

カネカ食品は、ベーカリーで展開する「パン好きの牛乳」を紹介。「パン好きの牛乳」は、生乳本来のコクがありながら、パンの味を邪魔しないすっきりとした味わいであることをアピールした。また今年3月に、同商品を飲んだ消費者にアンケートをとったところ、「おいしい」と回答した人の割合は93.4%で、「パッケージが魅力的」と回答した人は87.8%にのぼったという。

横浜油脂工業は、スプレータイプで使いやすいオリーブオイル(エクストラバージンオリーブ油使用)を紹介した。パスタやサラダの掛け油としてだけではなく、パンのつや出しや、香り付けにも適している。「ハケよりもスプレータイプの方が形が崩れずきれいに焼き上がり、衛生的にも良いといった声が寄せられている」という。このほか、スプレータイプの離型油も展示した。

〈大豆油糧日報 2018年7月25日付より〉