18年の納豆市場は一年を通じて好調だった。健康志向を背景に、15年以降、右肩上がりで増加していることに加え、18年はひきわり納豆もメディアで取りあげられ、好調に拍車をかけた。

また春以降、大手メーカーを皮切りに各社が価格改定を行った。メーカーによっては、「販売動向に影響があった」という声もあるが、好調な需要を背景に、中堅メーカーに至るまで、改定作業は概ね順調な進捗をみせたもようだ。
納豆の家計消費支出の推移(全国1世帯当たり)

各社の動きとしては、ミツカングループは、18年度上期の家庭用納豆の業績が過去最高となった。同社は、王道のご飯にかける以外の納豆の食べ方を広げる取り組みも実施し、市場拡大を図っている。
 
9月には、「金のつぶ 具を楽しむたれ しゃきたま」を新発売。きざみタマネギの入ったたれが特徴の商品で、そのままおかずとしてもおいしく食べられる。納豆の購入率が低い、10~30代の若い世代の獲得も狙う。
 
また、糖質カットの食事が注目されている中、「納豆で手軽に糖質コントロール with なっとう習慣」を提案し、納豆サラダなど、糖質の低い納豆を生かしたさまざまなメニューを紹介している。
 
タカノフーズは、「すごい納豆 S-903」や、1パックにコラーゲン(2500mg)を配合した「発酵コラーゲン納豆」といった、機能性を切り口とした製品を継続して展開している。
 
これらの製品や取り組みで、納豆の喫食回数が増え、新たな世代も取り込めれば、市場のさらなる拡大が期待できる。
 
〈大豆油糧日報 2018年12月27日付より〉